新潮新書<br> 1985年

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新潮新書
1985年

  • 著者名:吉崎達彦【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2012/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106101304

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内容説明

右肩上がりの発展を続ける戦後日本がたどり着いた「坂の上の雲」。それが1985年という年だった。プラザ合意、米ソ首脳会談、NTTの誕生……この年を境に日本と世界は確実に姿を変えていく。阪神優勝、日航機墜落事故を始め、忘れがたい出来事もたくさんあった。「過去」と言い切るには新しく、「現在」と言うには時間が経ちすぎた時代の記憶は、妙に苦くて懐かしい。愛惜の念と共に振り返る、「あの頃」の姿。

目次

第1章 政治―中曽根政治とプラザ合意
第2章 経済―いまだ眩しき「午後2時の太陽」
第3章 世界―レーガンとゴルバチョフの出会い
第4章 技術―つくば博とニューメディア
第5章 消費―「おいしい生活」が始まった
第6章 社会―『金妻』と『ひょうきん族』の時代
第7章 事件―3つのサプライズ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

31
つくば万博、プラザ合意、日航機事故、阪神優勝。 1985年は、日本経済はまだまだ成長すると未来を夢見ることができた年であり、30年以上経った今も語り継がれる事故やできごとが起きた年でもありました。 本書で唸ったのは、同年に大ヒットした小林明子「恋におちて」の歌詞「ダイヤル回して 手を止めた」の解釈。電話が一家に一台しかなかった時代、一発で恋人が電話に出てくれればいいのにと願いながら電話のダイヤルを回そうとして躊躇う感情。携帯電話がなかったときの不倫は、今よりもずっとリスクの高いものだったのです。2019/02/21

としP

16
自分の生まれた年が、どんな年だったのか知りたくて読んでみた。やっぱり景気が良かったようだ。中流の一般的なイメージでは、平均年収700万円、土地付き一戸建てって、今では考えられん。2019/04/22

Mik.Vicky

13
1985年といえば私は中学生だった。まだあの頃の日本は古き良き時代でおおらかさも残っていた。また日本には明るい未来が待っているような雰囲気はあった。人並みに頑張れば、裕福な中流の生活が出来るような雰囲気が。しかしあの頃でも少子高齢化がしっかり予測できていたとのこと。あの時に対策を行っていれば、もっとよい結果になっていたのではと悔やまれる。2017/02/03

スプリント

8
1985年がターニングポイントであったことは共感できます。一番記憶に残っているのはやはりつくば博ですね。興行的には今ひとつだったようですが未来の技術に触れたり各国の風俗に触れたりと非常にワクワクした記憶があります。2014/11/19

B.J.

7
●1月:新・両国国技館。 ●2月:田中角栄、脳梗塞で倒れる。    :世界初、ミノルタが自動焦点カメラ。 ●4月:阪神タイガース、バックスクリーン3連発。 ●8月:日航機墜落事故。 ●9月:夏目雅子死去、27歳。    :CNN配信開始。    :「全員集合」最終回。 ●10月:阪神タイガース、セリーグ優勝。 ●11月:阪神タイガース、日本一! ・・・本文より2020/03/10

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