ちくま新書<br> 決められない! - 優柔不断の病理

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ちくま新書
決められない! - 優柔不断の病理

  • 著者名:清家洋二
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2014/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480062505

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内容説明

先行き不透明な現代社会で、何かを「決める」行為は、人にストレスを与える。一つを決めることは、他を捨てることだからだ。その不安が人を迷わせ、迷えばさらに不安が増す。どうしたらこの悪循環を断ち切れるのか? 「決められなさ」の背後に潜む病理を解きほぐし、迷いや不安との対峙の仕方、決断力の育み方を探る。

目次

第1章 決められないこどもたち
第2章 決められない大人たち
第3章 分からないということ
第4章 なぜ決められないのか
第5章 自分とは何か
第6章 決断の力を育てる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カッパ

19
【◯】【概要】決められないのはなぜ?決められている人は本当に決められているのか。決められるようになるにはどうしていけばいいのかを教えてくれる本【感想】何かを選ぶことは何かを捨てること。決められないと不安。不安に耐えることができないと不調になる。不安とともに生きて行く必要がある。私は変化したくないから選ばないようにも思う。逃げない。そして情報を集めながらも選んで生きたい。2018/01/16

サアベドラ

4
精神科のお医者様による優柔不断の分析。最初に具体例(症例)を提示し、次にその原因を考察し、最後にその解決策を示すというさっぱりしてるというか味気ないというか、まあそんな感じの内容である。なかなかわかりやすく優柔不断を分析してくれているのだが、さらっとしすぎていて中身が頭に残ってないかもしれない。とりあえず不確定要素とリスクが人を優柔不断にさせるようである。あと自己評価の消失も大事な要素であるという。2006/06/01

issy

3
精神科医の臨床例から、大人から子供まで様々な「決められない」パターンを提示しつつ、その原因を探る。決められない原因は、対象の曖昧さと判断できない人の問題に大別される。判断できない人は、リスクに耐えられないか判断能力が不足している。突き詰めれば、自我の弱さに起因する無意識の自己防衛反応が「決断しないこと」を選ばせている、と言える。2016/05/14

スタンカ

1
決められない事例(人々)を挙げ、何故決められないのかを説明している。要は決断は不確実な上で下す必要があり、そこには不安が付きまとう。その不安や失敗時の責任に耐えられるかということ。一番知りたい決断力を付けるためには?については曖昧だった。2018/03/24

しかさん

1
日々、人は決断を繰り返していると思っていて、例えば今日はこの服を着よう!と思うのも小さな決断。何故それを選んだのか、理由を考えていければ人は自分自身のことについてもっと理解できるのではないかと思っている。2016/10/09

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