内容説明
レイチェルは父親と大喧嘩をしたあげく家出して、憧れの国スペインへやってきた。目的はふたつ――死んだと聞かされてきた母親を捜すためと、政略結婚から逃れるためだ。しかし動き回っているうちに所持金が底をつき、困った彼女は臨時の秘書の仕事にありつくことにした。オリーブの林を抜けて、目指す住所を訪ねると、なんと立派な庭園の向こうにお城が建っている。レイチェルは小躍りした。城主が雇い主なんてついてるわ!だがその喜びも雇い主のルイス・アルバレスと面会するまでだった。全身に威圧感を漂わせた風貌に、彼女は目の前が真っ暗になった。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
1
さらりと読めたけど、詰め込みすぎでした。ヒロインは政略結婚させられそうな相手から逃げてくるだけでも良かっただろうし、ヒーローも母親との中途半端な角質が必要だったのか疑問に思った。一番不思議だったのが、終盤ヒーローの勘違いとは言え、追い出されたのに、翌日説明のためとは言え戻ってきて上がり込み、勝手に秘書の仕事を続けるって、一歩間違えば不法侵入だし、発売前の原稿に触るって犯罪になるんじゃないの?ヒーローが自分の行動を反省してたからスルーされたけど、道徳上褒められた行動ではないよね。本当に秘密主義の二人です。2016/08/23
サティーシャ
0
レイチェルは家出して、憧れの国スペインへやってきた。死んだと聞かされてきた母親を捜すためと、政略結婚から逃れるため。所持金が底をつき、困った彼女は臨時の秘書の仕事にありつくことに・・・最後に母親にも会えてハッピィエンド。よかったです~2015/06/24