光文社文庫 慶安太平記 - 長編時代小説

著者名：南条範夫

光文社（2014/01発売）

• ISBN：9784334739164
• NDC分類：913.6

内容説明

東海道は由比の宿。才気煥発な紺屋（こうや）のせがれである与四郎の夢は「公方様になる」ことだった。彼は、長じて由比民部之助橘正雪（ゆいみんぶのすけたちばなのまさゆき）と名を改める。由比正雪である。泰平無事の世とはいいながらも、巷には多くの浪人があふれ、時の執政に対しての不満が鬱積していた。幕府の転覆を企てた憂国の軍学者の、その波瀾万丈の生涯を描いた傑作時代小説。「慶安事件」始末記！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[堀越 隆史]

由比正雪の名前は知っていたけれど、実際に人物像として読んだのはじめてでした。野望と才能あふれていて、平安期にはこういう方向になるのだろうなぁと面白かったです。　読みやすかったです。

2014/02/05