角川文庫<br> アジアンタムブルー

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紙書籍版価格 ¥748
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角川文庫
アジアンタムブルー

  • 著者名:大崎善生
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2011/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043740024

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内容説明

葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた?。
万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王…。
主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。
青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

155
道産子作家さんの作品です。とにかく全体通して切ない雰囲気ですが、とても読みやすく、ボリュームも多くはないので、ストレスなく読了できました。正直、読み終えた後には深い印象はあまり残りませんが、いい作品を読んだなという感覚?は残りました。オトナの恋愛展開をクドすぎることなく、あっさりと片づけることもなく、ゆったりとした時間の流れの中で、読む側にココチ良さを与えながらつづっています。ホッと一息、サラッと気分転換に読む作品としては、非常にいいレベルの作品でした。キレイで読みやすい文章を是非とも堪能してください。2011/07/18

おしゃべりメガネ

123
こちらも9年ぶりですが『パイロット〜』に続き、イッキに読了です。続編とは言いながら、話自体は『パイロット〜』よりも前?中間?になる位置付けです。前作でなぜ「山崎」さんが一人なのか、熱帯魚を飼っているのかがわかります。月刊『エレクト』(スゴい名前)のスタッフ「沢井」さんや「五十嵐」さん、ライターの「高木」さんもしっかり登場するので、前作からの流れも楽しめます。話の雰囲気は前作のほうが好きかなとは思いますが、トータル的な作品が醸し出す雰囲気はこちらのほうが完成度が高いかもしれません。でも哀しいかな、やっぱり。2020/05/14

ゆか

84
著者の作品は初。村上春樹に似てるという人が多いのも分かる。淡々とした語り口の中に自分のスタンスを頑なに守っている主人公。エロ本編集者の主人公といい、SMの女王様といい、最初はエロい言い回しに男性向け恋愛小説かと思ったけど、後半になるにつれてそんな事は気にならなくなった。大好きな人に思われながら死んでいくのはしんどくて悲しい事だけど、ずっと大好きな人が側にいてくれるのなら死に方としては幸せなんじゃないだろうか。側にいてほしいと思われる人に私もなれてるんだろうか?と考えてしまった。2016/12/09

びす男

66
「私が死んでも、優しい人でいてね」。透き通る文章と、行間から溢れる優しさ。優しい人に囲まれて、こうして穏やかに、幸せに生きることができたら。死を迎えることができたら。悲しみと幸せが共存する一冊だった。2016/09/14

chiru

61
愛する女性の喪失から、主人公が再生を見出すまでのストーリー。喪失がもたらす幸せもあることを気付かされた気がする。記憶は薄れても、好きな人との時間が幸せであれば、色あせることはないというメッセージが暖かいです。『君がこの世界にいる間、僕の人生はなんて素晴らしいんだろう』というユアソングの引用がいつまでも余韻を残します。★32017/12/30

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