内容説明
ベリー地方の田園地帯を背景に、野性の少女ファデットが恋に導かれ真の女へと変貌をとげる。双子兄弟との愛の葛藤を清新な自然描写と共に描く名訳を復刻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ruruti
7
子供の頃、少年少女世界の名作文学でワクワクしながら読んだので、あのワクワク感をもう一度・・・と思って読んだけど、弟を思う双子兄の苦悩の方がより迫ってくるものがあった。映像で見たい物語。 2014/02/06
nanako
3
貧しくて醜くて意地悪だと思われていた少女ファデッドが、双子の兄弟の弟と関わりながら、美しく成長していく物語。 これこそ風評被害から立ち直る物語ではないかなと思いました。人々は目に見えることしか見ません。きれいか醜いか、愛嬌がいいか意地悪か。人を見るときは、あらゆる角度からみたほうがよいことを教えてくれました。2014/08/13
讃壽鐵朗
2
青春時代に読むべき本、年寄りにはしんどい2021/04/25
いと
2
7/10 図書館本。小学生の頃大好きだったお話。読み返してみたくなり調べてジョルジュ・サンドの作と初めて知った。読み返してみると子供の頃の記憶とは少し違っていた。ファデットはもっと不思議な女の子だと思いこんでいたようだ。2018/05/19
たそがれ浩兵衛
2
1849年初版の小説。。ショパンの恋人のジョルジュ・サンドさんってどのような方なのかと思い読む。今と違うところが新鮮に感じる。田園風景。神様に対する気持ち。想像しながら読んでいるのでとても楽しかった。訳者の篠沢教授の訳もとても自然でよかった。2017/12/22