サンデーGXコミックス<br> ひかりのまち

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サンデーGXコミックス
ひかりのまち

  • 著者名:浅野いにお【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2013/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091572134

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内容説明

駆け出しの漫画家・野津は、自分の描く漫画に行き詰まりを感じていた。そして、締切が迫っているにも関わらず、学生時代の友人たち(全員フリーター)とついつい夜遊びしてしまう始末。そんなある日、野津は、彼女のさよちゃんと一緒に“ひかりのまち”と呼ばれる新興住宅地へ取材に訪れるが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナヲ

23
後味、ややヘビーです。悲しくて切ない。2018/10/13

kanon

22
「ひかりのまち」で繰り広げられる物語。いやまあ、繰り広げられるというか、ただ単に生活してるだけなんだろうけれどね。まあその中でも特殊な所を抜粋しないとつまらないからこの漫画では抜粋してるんだろうけどwでもそれらは「ひかりのまち」で繋がっていて、生きている。紛れもなく生きている。自分の行きたい道を貫き通して生きている。こりゃ最低なヤツだと思った芳一でさえ、守りたいものがあった。そんなもんなんです人間なんて。完全に悪に染まるわけがない。浅野さんのあとがきのそのまんま、まだ時間が残されているなら、やり遂げよう。2012/08/12

ちぇけら

16
いつまでも暗闇がチカチカしてまぶしい。地面をほってほってみあげた空は曇っていて、そのむこうにたくさんの星がみえた。ひかりのまちから出ることができない閉塞感のなかで少年たちの叫び声が響いた。どこにだって行ける。目の前には道が広がっていてキミが好きで、ただなんとなく毎日は退屈だ。そして、ぼくは結局どこにも行けないんだと気づくとき、銃声がする。いっしゅんだけ世界が軽くなって、空はどこまでも遠かった。流れ星。ぼくの心臓は、願い事を3回となえおわるまえに、止まった。「幸せになれるといいな。」そんな、願いだけど。2019/02/16

九鳥

12
人に借りて小さく浅野いにお祭り。ジェンガみたいな団地とその周辺の、それぞれの日常と、絶望の中のひかり。自分が世界とつながっているのを思い出すオムニバス。タスクの物語、芳一の物語がよかった。幼稚園児タイキの夢の浮遊感、さらっとすごい。2009/09/05

ケー

9
ある街を舞台にした人々の生活を切り取った短編集。平凡な生活もあれば、非現実的な生活もいりまじる。それが、新しい土地で有るがゆえに起こる歪みや、逆に喜びであったりする。多面的な人の姿が感じられるマンガでもあり、特に芳一に感じる印象はたぶん人それぞれ。読み飛ばす箇所のない浅野いにお初期の名作。2015/01/26

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