内容説明
長年「軽症うつ」と付き合ってきた著者の体験記。患者という立場から、同じく「うつ」に悩まされている方々に向けて書かれたリアリティーのある一冊です。
「うつは必ず治る!」とか「うつを気楽に癒す」といったどこか楽観的な本も出ていますが、著者いわく、うつはそんなに簡単には治るものでもありません。じっくりと「付き合う」つもりで、気長に焦らず頑張り過ぎないで、「うつ」を上手に手なずけて生きていくヒントがぎっしり詰まっています。
目次
プロローグ 私とストレスとの〈15年戦争〉
第1章 ストレスと「うつ」の関係は?
第2章 「軽症うつ」とは、要するにどんな病気?
第3章 うつ病の治療について知っておこう
第4章 うつ&ストレスと上手に付き合うための習慣術
第5章 あなたの大事な人が「うつ」になったら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただの晴れ女
6
「うつヌケ」とも通じるけど、うつは飼いならす。 ネガティブだったり朝弱いのもいいか!と思えたら楽になったわ‥ ・うつ病になる人は「プラスに変えようと頑張るからネガティブになる」 ・朝が弱いなら無理に午前中に予定を入れない。大切なのはリズムをくずさない ・「再発はあって当たり前」 ・胃が弱い人がお腹をこわしやすいように、ストレス耐性が弱い人はうつになりやすい。 2020/06/22
あすみ
5
うつの体験談を読みたい人にはいい本だと思う。私にとっては"それができたらうつになってない"っていう話もチラホラあったけど、ストレスのリストアップを夜にするというのは実践してみようと思った。今の自分を認めることって難しいよ....2019/10/25
Humbaba
2
鬱の底にある状態では、何もする気が起きない。そのような状況を体験したからこそ、本来は完調ではなく多少改善されただけなのにもう大丈夫と思って全力で働く高尾を再開してしまう。鬱になる前、あるいは底から休んだからそれ以上の働きをしようとしても、完調になっていない体ではまたうつが再発してしまうだけである。2015/04/15
4fdo4
2
購入して2年目にして読んだが 医師が書いているのではなく うつ病罹患者が書いている点がほかと違う。 内容は、「もうしってるって」ということが多く ほかのこれ系の本とかぶる点が多い2009/10/21
kawasaki
0
「いつまでも鬱だと言って甘えていられないなあ」なんて考え出して、またこじらせてしまっている、そんな時期に読んだ。「回復期」のもやもや・足踏み・焦りに伴走してくれる、ペースメーカーのような一冊。自分の足取りを振り返ってみるのにいいかも。2014/09/09
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