話し言葉で読める「方丈記」

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話し言葉で読める「方丈記」

  • 著者名:長尾剛
  • 価格 ¥510(本体¥464)
  • PHP研究所(2013/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569664057
  • NDC分類:914.42

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内容説明

日本人なら一度は読んでおきたい古典文学がある。『源氏物語』『枕草子』『奥の細道』など。それに、冒頭の「行く河の流れはたえずして、しかももとの水にあらず」の有名な一節で始まる、鴨長明の『方丈記』だ。冒頭部分は知っていても、現在の文庫本に直して数十ページしかないこの短い名随筆を、いったいどれほどの日本人が読んでいるだろう。古語の難しさ、文法の難しさのまえに、ほとんど読まれていないのが実際のところだろう。ならばいっそのこと、もし我々が普段使っている現代語で、鴨長明が『方丈記』を書いたなら、きっとこんな具合に書いただろうという、大胆な発想で「リライト」(?)したのが、本書である。読みやすさはいうまでもないが、長尾剛さんが設定した鴨長明の性格を反映した文章は、まさに傑作。「訳」ではなく「リライト」といった意味をご理解いただけると思う。無常観を述べた『方丈記」だが、それが実感できる画期的一冊。

目次

1 始めに<br/>2 五つの「不思議」<br/>3 人生とは<br/>4 私の過去<br/>5 そして、こんにち<br/>6 今、思うこと<br/>跋 そんな自分を省みて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

7
この本に出会う前に、心に引っかかっていた 問題があったのですが、この本を読んで無常な現実を、 何事にも囚われずに、今その時を自分なりに、 大切に生きて行きなさいと言われているような気がしてしまい、 鴨長明も世界観にどっぷりつかりながらも、 今まで悩んでいたことがスッキリしてしまいました。 今度は、「方丈記」を原文で読んでみたいという、 他の古典も読んでみたいなどの衝動に駆られるほど、 古典にも魅せられてしまう自分がおりました。 2012/07/23

まこ魚

1
中学生のときだかに覚えさせられた「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」の方丈記。これを現代語でおもいっきり優しく、そして膨らまして書いてあるけれども、これがなかなかにいい。(ボリュームは原文の10倍近くに)原文など読む気にならないけれど、こんなに面白いと逆に原文にあたりたくなるほど。最後はザクッと突きつけられる意外などんでん返し的なものもあり、ハッとさせられる。2019/01/06

AZALEA

0
★★★★2013/11/02

ヒルデ

0
古文の文法も知識も忘れた人がとりあえず読むにはわかりやすくていい。ただですます調とカタカナ語はいただけない。内容については、私たちは鴨長明が「見栄であり、虚ろである」と断じたことを飽きもせず繰り返した結果が原発事故なんじゃないかと思った。何のために豊かになろうとして、原子力を使ってまで電気を起こしたんだろう?2012/01/08

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