内容説明
★涙のあとのシャンパンは、ひと夏の恋を運んできた。★レベッカは走った。涙で目の前がかすむ。今日は義妹とジェイソンの結婚式。レベッカにとっては心底つらい一日だった。ジェイソンと婚約していたのはレベッカだったと、列席者全員が知っているのだから。なんとか笑顔を保っていたものの、義母の心ない中傷に緊張の糸が切れてしまった。レベッカは古いあずまやに逃げ込み、ひとり涙に暮れた。そのとき突然、ドアがきしむ音がした。見上げると、シャンパンを片手に見知らぬ男性が立っていた。■熱く情熱的な、ひと夏の恋物語です。悲しみのどん底にいたヒロインの前に突如現れた魅力的な男性。彼はヒロインに意外な提案を持ちかけて……。■
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
10
元婚約者と義妹の結婚式でヒーローと出会うヒロイン。シャンパンで酔って今までのことを全てを明かしてヒーローに付いてアメリカへ行く。傷心のヒロインによしよしと慰めるでもなく強引でもなくさじ加減がとっても上手なヒーローでした。ヒロインに対する思いやりが素敵。ほのぼのと読んでいたので最後の展開にはびっくりした。すっかり元婚約者達のことなんか忘れてたよ。2018/03/13
糸車
1
コミック→小説の順に読了。 コミックは原作の雰囲気をよくつかんでいて、黒田かすみさんの黒髪ヒーローの容姿のよさが小説を読む上で役に立った。ヒロインは義理の母・妹に対して寛大過ぎる、人のいい美人さん。 知的でプライドも高い彼女がヒーローに惹かれていく過程が素敵。どっちもろくでなしの家族を切り捨てられないやさしさがあり、だからこそ運命の人に巡り合って幸せになるという結末がいい。2013/03/13
てん・ゆう
1
もうちょっと早めに正体明かせなかったのかなぁ。でも面白かった。
くろうさぎ
1
とんでもなく意地悪で計算高い継母と義妹を持ったヒロイン。でも、馬鹿で自分勝手でだらしない男と結婚しなくてよかったじゃん。義妹とこの男はお似合いじゃない？ヒーローはあくまでも謎めいたまま、話が進んでいく。全然知らない人についていくって、結構すごいよね・・・・。2010/07/18
こえん
1
ヒロインに矜恃があって○。ヒーローも焼きもちやきさんだけどイイ男だし…ヒロインの元婚約者だけがねぇ2009/05/24
