藤堂高虎 - 秀吉と家康が惚れ込んだ男

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藤堂高虎 - 秀吉と家康が惚れ込んだ男

  • 著者名:羽生道英
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2011/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569663005
  • NDC分類:913.6

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内容説明

二人の天下人が惚れ込んだ戦国武将、藤堂高虎――豊臣秀吉は何がなんでも彼を自分の直臣にしようと画策し、徳川家康は譜代の家臣ではない彼に誰よりも厚い信頼を寄せた。近江の一豪族の次男として生まれた高虎が、浅井長政をはじめ、羽柴秀長、秀吉、家康とつぎつぎに主を変えながら、明日をも知れぬ戦国乱世をしたたかに生き抜き、伊賀・伊勢32万石の太守にまで上りつめることができたのは何故か。槍をとっての戦さ働きはもちろん、将としての駆け引き、水軍の指揮、築城技術、戦時だけでなく平時における情報収集など、あらゆる能力を身につけていった高虎は、持ち前の向上心と不断の努力によって、日々己の価値を高め、人生を切り開いていった……。主を何度も変えてきたのにもかかわらず、最後に仕えた家康からの絶大な信頼を勝ち取ったことから、「ごますり大名」「二股膏薬」と揶揄された藤堂高虎の汚名をすすぎ、その真実の姿を描ききった長編力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

54
人を大切にする戦国武将だとつくづく感じずにはいられません。しかも頭脳明晰。影で歴史を動かしていたと言ってもいいでしょうね。秀吉、家康といった戦国2大将軍に仕え、かなり重要な位置にいたのは間違いありません。天下取りを狙わず、常に自分は二番手、三番手の幕僚に留まることに徹していたのが、有名な武将にならなかった所以でしょう。乱世の中、槍1本で一国一城の主となり、藤堂家を明治維新まで存続させた高虎。その生き様は混沌とした戦国を生き抜く術でした。「身の分限ほどに、万事その沙汰あるべきこと」身にしみます。2015/02/04

sato

0
藤堂高虎の事は今まで名前くらいしか知らなくて、どんな人だったのか気になったので読んでみたのですが、ちょっと褒められ過ぎじゃない!?気に入られ過ぎじゃない!?本当にこんなすごい人なの!?…と、もっと気になってしまいました。別の作者の本があれば読んでみたいです。2014/04/16

よっ!

0
何でも藤堂高虎の手柄にしすぎ。主役をよく書きたいとはいえ、事実を歪曲している。★☆☆☆☆2011/08/12

しおん

0
仕えるならこういう武将がいいな!頭も切れて強くて人を大切にする人! これ全部史実じゃないよね?と思うくらい影で歴史を動かしていた人物。ただ西軍ファンかつ大谷吉継ファンとしてはあまり感情移入できなかった…。 豊臣、徳川のトップに仕えていたので戦国時代の流れや大きな戦い、当時の武将名などを把握できました。かなり重要ポストにいたのに現代でそこまで有名じゃないのはなぜだろう??読んでいる最中に彼が築城した3つのお城(内現存天守は1つ)に行きました!ワクワクした!2012/04/03

TEDDY曹長

0
縄張りの天才とまで言われた名武将。今の津のベースを作った武将でもありますね。部下や住民を大事にする知将でもあったと感じます。作品中でも記載されている家訓はいまの世にも通用する素晴らしい物だと感じました

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