義経はここにいる

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義経はここにいる

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 徳間書店(2016/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198922375

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内容説明

「ヨシツネに殺される」謎の言葉を残し森川義行が失踪した。彼は佐倉財閥令嬢の婚約者。そして婚約披露の日、会場に送られた一斗樽から森川の首が! 義経の悲劇の再来か!? 『逆説の日本史』の著者が独自の解釈で描いた傑作長篇ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

48
★★★★義経北行伝説と中尊寺金色堂の謎解きですが、それに現代の殺人事件を絡めた推理小説の形態になっているが、相変わらず軽い筆致で読みやすく出来上がっている。解決の内容がどこまで本当であるのかはわからないが、少なくとも平泉の地にたちたくなる、そんな作品。2016/09/19

GaGa

41
なるほど、墓ねえ…壮大な歴史ミステリーをこういう一つの解釈として捕えると中々面白い作品になるのだなあと感心。なかなか説得力ありますよ、これは。ただ、ミステリーとしてのリンク(作中の殺人事件との)はいささか弱い。これがもっと歴史とシンクロしていたらもっと傑作の評価があったのではないかな。2012/10/24

しーふぉ

24
平泉行きの前に読み終え、良い勉強になった。確かに何で義経は怨霊にならなかった?頼朝の死に方などから怨霊とされてもいいけど、公家と武家の違いか?2019/08/09

RIELLEGARDEN

4
すごい本だった。 現代と過去の事件を同時に解いていくのだから。 話としては過去の義経伝説を解く方が面白かった。 歴史に疎いのでどこまで真実かは分からないけれど「判官贔屓」の語源に納得してしまった。 大好きな宮沢賢治が出てきたのには驚いた。2019/05/06

st46max

4
初めて伊沢元彦さんの本を読みました。義経北行伝説とか、日本人の怨霊に対する思考とか色々と興味深い話だった。現代の事件の「犯人は誰なのか?」は、主人公の南条の謎解きまで判らず仕舞いだった。と言うか、中尊寺金色堂と義経を巡る南条の歴史推理の面白さが勝っていて、犯人探しは二の次であった。これは、伊沢さんの思惑通りなのかも知れない。2011/07/25

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