内容説明
「私はどうしたいのだろう、どうなってゆくのだろう――」。どうしようもないと舌打ちしながらも、男に振りまわされてしまう。不倫、友人、知人、社内の同僚、上司と部下。さまざまな関係をつむぎながら、それぞれの居場所で、「結婚」の2文字にとらわれて過ごす女性たち。彼女たちの生きざまと心理を克明に描いた、恋愛小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
8
藤堂志津子恋愛小説短編集。この人の恋愛小説、高レベルでの面白さは保証されている。2017/08/17
そのぼん
4
女性の心の深淵を描いたような短編集でした。読んでいてしんどいところもありましたが、最後まで読み終えました。2011/10/14
レイコ
3
こういう女性の話を読む度に思い出す。「相性の悪い者にほど人は惹かれる」。わたしは、全く真実を得ていると思っている。何を以って本当の愛と言うのか、だれもわからないまま、盲目に突っ走る。それはほんとうに、自分をしあわせにする愛なのだろうか。ただ、その愛、と信じているものを必死で、文字通り必死で、追っている時こそが、彼女たちにとってのしあわせなのかもしれない。それならそれで、いっか。タイトルの「めざめ」。その意味を見出せずに読み終わってしまった。2014/11/24
miu
3
一昔前に好きだった藤堂さんの本が本棚の奥から出てきたので読んでみました。こういう本を読んでいた頃もあったな・・・。本って音楽みたいに読んでいた時代を思い出す作用もあるんですね。2013/02/16
りりぃママ
0
◎◎ 短編集 結婚前の女性の焦り 共感できる話ばかり2016/12/06