内容説明
妙に人をイライラさせたり、何とも言えない徒労感を与えたりする。そんな「ことばの生活習慣病」患者がこの世にはあふれています。いや、もしかするとあなたも感染しているかも……。言い間違い、読み間違い、「間違っちゃいないけど何だかムカつく」物言い等々、気になるしゃべりをすべてチェック。政治家、IT長者からバカ大学生まで一刀両断。さらに「ABO型別口のきき方」も本邦初公開!
目次
第1話 「ことばの生活習慣病」にご用心
第2話 ため口は許されるのか
第3話 言い間違いをどうする?
第4話 そんな呼び方ないだろう
第5話 言ってはいけない
第6話 敬語のチカラ
第7話 しゃべる筋肉
第8話 ABO型別「口のきき方」
第9話 気まずさからの脱出
おしまいの話 話したくないこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
357
言い方一つで相手が受ける印象が大きく変わる事について勉強になった。確かにぞんざいな話し方をする人が多いなぁと思った。2016/11/26
takaC
36
なんとも難しいところを突いてきましたね。時代時代の多数派に支配されていくのが運命というのは、自分はあまり抵抗なく受け入れられるかも。「檄を飛ばす」(正解15%)「姑息」(正解12.5%)「憮然」(正解16.1%)2013/01/03
るんるん
25
著者の指摘する言葉の抽出が日常や職場やメディアなど広い方面にわたり、耳にしたとき口にしたときの違和感を思い出す。「~ですよね」共感を要求するような言い回し、そうならないように気を付けたいと思った。ゆっくりと話すことも、敬う気持ちが伝わるポイント。心がけたいと思った。相手の視点から言葉を発すると傲慢さを感じさせてしまう、と。「~いう風にみえたんですが、どうだったんですか。」著者の提示する言い方が具体的。日常で使ってみようと思いました。2016/12/11
ユズル
25
そんな言い方はないだろう場面に出くわすことは多々あります。最近は考えないで、勢いで話す人も多いですね。『可哀想な人』と、彼ら彼女らを反面教師に、精進します。2015/09/22
ヒラP@ehon.gohon
9
すっきりとしていてシニカルな今どきの日本語批評。歯切れが良くて面白く読みました。2017/02/17