内容説明
初心者の誰もがおちいる難問に的確に答える。『ここで困った!』『ここで迷った!』『こんなとき、どう考えたらいいのだろう?』という普遍性のありそうなポイントを満載。
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目次
第1章 由羽との旅―スクールカウンセリングの現場から
第2章 繭の『眠い』が『友達がほしい』になるまで―精神・神経科クリニックの現場から
第3章 琴子13歳―大学の心理相談室での出会い
第4章 岬の町の少女たち
終章 思春期心理臨床という仕事と私
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凛
3
専門書とは言い難いかもしれないが、カウンセラーの対応と、その解説が、まだまだ素人な私にも、とても分かりやすく、理論手前の実例ケースが読めた。2017/06/11
ᚹγअәc0̸א
0
終章の「こころのオアシスでの退行」は、思春期ケースの事例を超えて、カウンセリングにおける現実境界設定の重要性について身沁的に分かりやすく語られていて有難い。抑圧は欲深し。 --私はふと、「シンデレラ」の物語を思い出します。不幸だったシンデレラは、王子様に出会い、絵にかいたような幸福を手に入れました。しかし、もしかしたら、安定を得たとたん、かつての苦しみを忘れがたく、善良で世間知らずな王子に怒りをぶつけ、当たり散らすことになったのではないかと…。