内容説明
★愛している。彼だけを。でもこのプロポーズを受けることはできないの。★スカーレットは数年前に亡くなった姉の息子を引き取り、順調だったキャリアもなげうって面倒を見てきた。保育士の仕事は決して楽しくはないけれど、今や生きがいである甥とずっと一緒にいられるのはありがたい。ある日、勤めている保育園の記念行事が行われ、スピーチをしていた老婦人が発作を起こして倒れてしまう。連絡を受けてやってきた老婦人の息子を見て、彼女は息をのんだ。何度も雑誌で見かけたことのある、有名なプレイボーイ!実際に目のあたりにすると、このうえなくセクシーですてきだわ。ため息をつき、スカーレットはうっとりと彼を見つめた。数日後、思いもよらぬ事実を知らされることなど想像もできなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
3
ロマンス小説らしいお話でした。傲慢ヒーローのお話を読み続けた後に読むとホットします。 2016/05/21
糸車
3
お気に入りの一冊。ヒーローは容姿も地位も財産もある冷静なオトコ。いきなり息子の存在を自分の母親から知らされたときも、ことの真相を探り当てようとヒロインに会いに行ったときも、かなり自制してます。ヒロインと口論になるとかっとなって激昂することはあっても、まあお互い様というか、一方的でない。ヒロイン姉の身勝手さに引くけれど、ヒーローは責任感にあふれ、誠実でした。そして愛情もたっぷり持ち合わせていて、もう花丸つけてあげたい!立派な学歴を持ち、華々しいキャリアを捨てて懸命に甥を育てるヒロインと、とってもお似合い。2013/08/09
akiyuki_1717
2
とにかくヒーローとその両親が素晴らしいです。心が広く、誠実で、積極的と言うことなしです。なのに姉の子供を養子にして、キャリアも捨てて大切に育ててるヒロインが、ヒーロー相手だと、子供じみててちょっと残念でした。どんな場面でも正直な気持ちと正反対のことを言い張って、もう少しヒーローと息子の触れ合いが描かれてると良かったな。2016/03/13
くろうさぎ
1
亡姉の子供を育てるヒロイン。偶然からヒーロー母に見つかり、話が進んでいく。ヒロイン姉のとんでもない思いつきから、いろんな人が巻き込まれてしまったのね・・・・。2011/02/16