内容説明
町の有力者レスターの葬儀で、ケイトは彼の遺言執行人であるジュード・コンロイに出会った。噂どおりハンサムな男性で、その笑顔にケイトは強く惹かれた。ジュードのほうも彼女に興味をそそられたようだ。だが、次に会ったとき、ジュードの態度はひどく冷たかった。不審に思ったケイトが理由を尋ねると、彼は遺言書の驚くべき内容を告げた。レスターは顔見知りでしかないケイトに、莫大な財産を残したという。そのせいで、ジュードが誤解を抱いているのは明らかだった。ケイトがレスターの愛人だったと思っているのだ。■いわれなき理由からヒーローから目の敵にされるヒロインに、愛の祝福は訪れるのでしょうか。最後まで目が離せない展開です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
長編の作品を書きたかったのか、あれもこれも詰め込みすぎて、ロマンス色が薄すぎます。結局、行方不明のヒロインの母のことも解決せず、ヒーローの家でした母のことも手紙が来ていたことが解っただけという、お粗末な終わり方でした。ダイアナ・パーマーも絶賛とありましたが、私的にはこれだけの内容を書き切るにはシリーズものにするべきだと思いました。ヒロインの父と、遺産を残した赤の他人と思っていた家主が腹違いの兄弟とわかっただけで、何が解決したのか、結局は財産をどうしたのか…推理小説の途中でプツンとはい、お仕舞と言われた気分2016/07/08
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