佐世保事件からわたしたちが考えたこと - 思春期をむかえる子と向きあう

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佐世保事件からわたしたちが考えたこと - 思春期をむかえる子と向きあう

  • ISBN:9784880491448
  • NDC分類:368.7

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内容説明

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現役小学校教員の岡崎勝と、教育ジャーナリストであり政治にも関わる保坂展人が、「ネット」「学校」「バーチャル」「心の闇」「家庭環境…… 」さまざまな原因説をこえて、語りあう。森 達也 :映像ほどあっさりとフィクションになってしまうものはない。でも、いまのメディアの若い世代は「これは客観です」「これは公正です」って本気で思っているんですよ。  内田良子 :グループの中の多数派にいるときには、自分の居場所があって、とりあえず身を守ることができるのだけど……。  宮台真司: インターネットは、匿名であることによって無害なんですね。誰が罵倒されているか、しているか実際にわかってしまう場合に、問題が生じるんです。  石川憲彦: 鑑定者は、当初は言葉にならない行為を言語化する……ただし、それを忠実に再現できるのかというと、鑑定者と本人それぞれの意識の働き方によって変異することがあります。  浜田寿美男: 被害者意識がどんどん積み上がっていくとサインとして現れることもありますが、それが殺人にまで至るものなのかどうかは……。

目次

ルポルタージュ 佐世保市立大久保小学校の日常に何があったのか?
親と先生の声 大人たちは事件をどう受けとめたのか?
対談 ぼくたちはニュースをどう見たのか?
対談 女の子たちのグループに何が起こっていたのか?
鼎談 ネット・コミュニケーションが加害少女を追いつめたのか?
ルポルタージュ 家庭裁判所の審判は事件の背景を語っていたか?
親と先生の声 「親の責任」はどこにあるのか?
対談 加害少女への精神鑑定は何を明らかにしたのか?
対談 周囲の大人たちは事件の兆候を見逃したのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりえ

1
保坂展人さんの学校レポということで読みました。気になったのは、ミニバスと担任の先生かな。子供達を締め付けて締め上げて追い詰めていた可能性があるとすればそこかなと、今小6の娘をみている限りではそう思う。子供だって凄いエネルギーを持っていて、それはどこに向かうかわからない。たまたま殺人に向いてしまったんだと思う。子供を舐めてはいけない。 のんびり穏やかに育って欲しいのに、そうさせない大人達が一定数いる。事件から15年経ってるけど、今でもいる。結構いる。2019/03/18

なお

1
心の教育や道徳の効果の怪しさ、共感できる。あんなものに効果があると思ってる大人は自分が若い頃の気持ちを忘れたか、よほど単純かどっちかだろう。2014/08/26

ジャンルバルクイネー

0
著者の意見、インタビューした人の意見、総合的に加害者よりの本に思えた。そして今でも同じような事件が後を絶たない。なぜだろう?もっと突っ込んだ意見、見解を聞きたい。2020/01/24

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