内容説明
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説話・民間伝承等で知られる虚像をはがして、『菅家文草』・『菅家後集』及び宇多・醐醍朝の宮廷行事の実態と、宴詩の意義の解析から道真という宮廷詩人の詩境詩観を究明。
目次
漢字文化圏の中の菅原道真
菅原道真の詩観
第1編 菅原道真と宮廷宴詩(内宴詩考
重陽宴詩考
「九月十日」詩考
釈尊詩考)
第2編 菅原道真と雪月花(道真と雪月花
詠雪詩考 ほか)
第3編 菅原道真の不遇とその詩境(讃岐守時代-「失道」の時代
「寄白菊 四十韻」詩考
「叙意 一百韻」詩考
太宰員外帥時代の詩境
「謫居春雪」詩考)
補編1 菅原道真の周辺(渤海国の文学
菅原清公「嘯賦」考 ほか)
補編2 白居易の詩賦(白居易「賦賦」考
忠州時代の白居易
白居易詠月詩考
白居易詩の「琴詩酒」)