内容説明
信じること、裏切られて傷つくこと、そして、運命の出会い……。まえがきに「さまよい、苦しんだ私の魂の記録」とあり、執筆途中で結婚相手との運命の出会いがあったことも明かす。出生の秘密から結婚生活にいたるまでの、告白自伝第2弾! ネット心中する若者をはじめ、世の中には「生きづらさ」を訴える人々が増えている。その中で、常に快活なイメージを振りまく著者だが、じつは孤独感を感じ何かを信じ裏切られる…そんなつらい青春時代を過ごしてきた。赤裸々に綴られた苦悩の日々から、読者が生きる意味を再発見できる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
11
まぁめちゃくちゃな感じもするけれど全体としては好感。2024/06/14
しょうたろう
4
杉田かおるさんの衝撃的な半生。特に創価入信から脱退までの話が興味深く、よく書いたなと感心した。創価の闇の部分についても的確に指摘している。盲目的に信仰している人は読んでみてはどうだろうか。2011/09/09
あきくま
4
本書がピンク一色で装丁された点を見ても、結婚を素直に喜んでいることが伝わり、その後のことを思うと大変残念だ。幼くして一家の大黒柱となってしまった彼女にとって、信仰がなければ心身のバランスがとれなかったのであろう。社会に早くから関わった彼女が、世間知に長けているのか、行き当たりばったりなのかわからなかったが、そのめちゃくちゃさが波乱万丈人生の源のように思えた。そしてそれこそが、子役の殻をやぶり個性的な女優への転進の元となるのだから、世の中何がどうなるかわからない。2010/01/07
penguin
4
「文芸誤報」経由で読んだ本。齋藤氏の批評にほぼ同意します。内部(元信者)から見た、新興宗教団体トップ姿は醜悪の一言。杉田氏が溺れながらも疑問を抱いてる、組織の分析などもきちんとされておりとても冷静な内容だと感じた。しかし、このあと泥沼離婚しちゃうんだよなぁと思って読むと、これまた何とも言えない一冊かもと。2009/08/16
坊っちゃん
3
★★★1/22023/05/31