内容説明
8歳の少女ジェイディは周りが何をやっても無反応。体を折って深くかがめ、上目づかいに人を見上げ、幽霊のようだった。ある日彼女がまっすぐに立つ姿を偶然目撃し、トリイは必死で原因を探る。やがて、予期せぬ反応を見せだした少女が明かしたのは、陰惨な性的虐待をくりかえす忌わしいカルト集団の存在だった!/掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rin
26
【再読】購入した文庫のシリーズを再読中。内容は覚えているけど、読み始めると飲み込まれてしまいます。選択的無言症を専門として知識や経験豊かなトリイが出会った今回の少女。話すようになって、良好な関係を築いていくうちに、信じがたい事が語られる。その内容はかなり強烈で、黒魔術を示唆する。それでも否定せずに子供のことを、その環境を真摯に考えて行動に移すトリイはさすが。真相は明らかにはならなかったけれど、別れの時に渡されたメモに書いていた一言がトリイの想いがきちんと伝わっていたのだと思わせてくれました。2015/05/18
ヒラP@ehon.gohon
13
精神病理の根深さと、つかみどころのない恐怖感に縛られてしまいました。結局何だったのだろう。読み終えて疲れました。2017/11/01
あび
4
高校の頃に読んだ。衝撃的な内容で10代の自分にはキツかった。2015/07/11
utaki
3
よく、こんな大変な職業につけるなぁ。 すごい人だと思う。 ノンフィクションだから結末がもやっとする。2015/10/29
Hisae
3
本当に、トリイさんて凄い。こんなに根気強く子供達に向き合える人って。 私はこういう話が苦手なんですよね。貧困、理不尽な暴力、特に性的虐待に晒される子供達の話を読むと、余り辛くて。でも、現実はこうした境遇の只中に、今も子供達は存在している・・。2014/03/17
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