ちくま新書<br> DNAから見た日本人

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ちくま新書
DNAから見た日本人

  • 著者名:斎藤成也【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480062253

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内容説明

人類の祖先と考えられているラミダス猿人は、約六〇〇万年前にアフリカ大陸に現われた。その後、人類が地球上に広く進出するようになったのは、二〇万年ほど前である。現代人の遺伝子を調べれば、過去に人類が拡散した様子が、ある程度は復元できる。分子人類学が明らかにする、海に隔てられた“日本列島人”の起源。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

23
アイヌ人では色覚異常の遺伝子頻度がきわめて低い/採集狩猟の生活では、獲物や果実を、色の違いで遠くからも発見できる能力が重要なので、色覚異常遺伝子は淘汰されるが、一万年ほど前に農耕牧畜が始まると、その淘汰圧が弱まり、不等交叉という突然変異がくり返し生じているので、中立進化により、色覚変異遺伝子の頻度が高まって来たと考えられている。/人間の活動自体が人間の進化に影響を与えるのですね。/二〇〇四年には、日本民族学会が日本文化人類学会に名称変更した。文字通り「民族よ、さらば」である。/善きこと2018/08/13

びっぐすとん

4
108円本。ちょっと出だしは難しくて頭に入ってこなかった。遺伝子型の鑑定も様々な方法で検証されており、尚且つ従来の人類学的分類や言語学的な考証もあり、興味深かった。日本人&日本語は縄文時代以前に祖先となるグループから分かれて、時折違うグループとの接触をもちながら現在に至ったらしい。現在は日本に限らず世界中、人の交流がすさまじいので民族ごとのDNAの違いが少なくなり、未来的には人種や民族という分け方は難しくなるらしい。独自の文化の継承は大事だが、民族紛争に明け暮れる人類には望ましいことではないだろうか。2016/08/02

ととむ

3
遺伝的に中立ってそゆことかー。近縁図ってどうやってつくんだろ。なかなかおもしろかった。しかしこーゆー本は必ず知人自慢が入るの何なんだ。様式美なんか?2014/06/30

pochi_kuma

3
DNAに限らず、これまでの知見や研究を総論的にまとめた本。もう一歩深い本へ進む前にはちょうどいい基礎編のように感じました。2013/12/17

いちはじめ

3
日本人のルーツを探る試み。なのだけど、DNAから判ること以外も多く書かれているので、タイトルは誇大かなぁ。内容もいまひとつすっきりしない。2005/03/14

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