リンガフランカ

著者名：滝沢麻耶【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063143720

内容説明

笑か、死か。ボクたちにはもう、『笑い』しか残されていなかった――。　代々続く落語家の家系で長男に生まれながらも、売れないお笑い芸人をやっていた笑太（しょうた）。ある日突然、父が自殺してしまう。ショックと自己否定の意識に苛（さいな）まれ、逃げ出した先のファミレスで出会った男・岸部にいきなり連れて行かれた所はお笑いバトルの会場だった……。若手お笑い芸人“笑太と岸部”の出会いからコンビ結成までを描いた青春新喜劇!!　「オレと一緒に、飛ぼう」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きゃろる]

漫画が好きで、お笑いが好きなこの私が……読んで面白いと思わないわけがない！そんな漫画でした。M-1の季節に読めたのもよかったです。相方の話って言うか……“半身“の話だった。お笑いでしか生きられない男二人が宿命的な出会いをして加速度的に上昇していくお話です。

2023/12/09

[ヒツジ]

神様からのgiftをもらった代わりに多くの人が持つものをもらえなかった人は、持てるものに縋って生きていくしかない。そのなかで隣を歩いてくれる人間が見つかることの幸運。依存とか愛とか、コンビは、コンビニしかない人間関係があって好きです。面白かった！

2014/09/04

[inu]

こんなに心動かされる話だと思ってなくて油断していた…表紙が内容の総括になる漫画ってすごい

2015/03/23

[かい]

リンガフランカという言葉の意味を、知らないまま読んだ。Amazonに「危うい」というレビューがあるんだけど、確かにって感じだ。ネタに出てくる「××××で漫才」ってのを、思わず深読みしたくなる。岸部は、笑太にとっての岸辺だ。そして岸部は笑太を見つけた。買って、読んで良かった漫画。

2010/02/16

[緑虫＠漫画]

★★★★　「他ではない笑いの道を」「二人で」歩むことを描いた漫画。ナマモノ的感性も感じなくはなくてそこがちょっと減点ポイントだけど、M-1の日に読んでジンとくるくらい許されてもいいだろう

2015/12/06