内容説明
エスニック雑貨店のオーナー遼子(39)は、八歳下の夫・修二の浮気に気づく。問いつめられた彼は、あろうことか彼女が結婚前、十一年間不倫していたことを持ち出し反撃したのだった。悩む遼子の元へ、かつての不倫相手・光橋の息子が訪ねてきた。ガンで死んだ彼からの手紙を持って……。現代を生きる全ての女性に送る、リアルで切実な恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤い肉球
11
真野朋子作品2冊目。年下夫の不倫を妻からみたお話。主人公は結婚前に長年不倫をしてた。その不倫を解消するきっかけは現在の夫の登場だった。あっさりと夫が妻に女の存在を話す場面は、どうしても妻の気持ちに同情してしまうんだけど、よく考えると自業自得なんだよね。後半でかつての不倫相手の息子さんが登場して、初めて自分が犯した罪を省みる。幾度となく不倫を題材にした小説を読んだけど、リアルさが書けていたと言う意味で、一番かなと思った。夫の不倫解消の場面を詳しく書いてないのは期待はずれ。一言で済ませて欲しくなかったなぁ…。2015/08/27
チェス
7
なんかとてもアッサリしすぎていて、、、途中までは、どうなるんだろーって楽しかったのになぁ。2021/05/07
みやしん
0
不倫がテーマの短編集かと思って読み始めたら、え⁉続いてる?五冊も⁉一巻から男女の殆どの関係が入り乱れるから、関係図がややこしい事この上ない。一冊一冊のページ数は少ないが、読み進めるのはシンドイなあ。 2019/01/17