内容説明
ガンス老が殺された。港湾事業の闇を支配する組織に、拷問の末、コンクリート詰めにされたのだ。老人は麻薬組織の追及に生涯を賭けた捜査員だった。彼に育てられたプロスタントマン安芸友十は、凄絶な復讐の旅に出る。ハードロマン巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
11
序盤からかなりのハイテンションで展開するバイオレンス作品。中盤は暴力的な官能描写に満ち溢れ正直不快に思ったが、ラスト近くで謎がすべて解かれると、その展開に大いに納得できる。そこはさすがに西村寿行だなと唸らせられた。2010/09/16
ドント
2
密輸入を含む海運を一挙に束ねる組織のそばをうろついている男がいた。男には息子がいた。拾った子だ。死んだ恋人が見つけてきた。長じてバイク乗りになった。命知らずのスタントマンだ。記録を出した。それを見届けたあと、男は組織に狙われ死ぬ。バイク乗りの青年は復讐の道をひた走る。その先には己の生の真実がある。生半可でない密度の文章で繰り広げられる作品だ。だいたいこういう文章だ。内容はそんなでもない。正直な感想を書くならばだ。しかし胸ぐらを掴むようなこの文体にやられ続ける。でも幕引きはもうちょいなんとかならないかな?2023/07/27
bondo
0
ナイス不要シリーズのような迫力はないですね。暇な人はどうぞ(☆☆)2015/05/02