内容説明
マーチは朝からついていなかった。雪のせいで勤め先の不動産会社に遅刻し、いつもの駐車スペースをよそ者の男に横取りされた。あげくに、そのずうずうしい男が会社にやってきたのだ。ウィルと名乗った男は、短期間借りられる部屋をさがしていると告げる。今朝の腹いせに、マーチがそしらぬ顔で自宅の離れを紹介したところ、なんとウィルは借りることに決めてしまった。しかも、マーチに興味を抱いていることを隠そうともしない。彼が何者で、なんのためにこの土地にやってきたかわからないのに、これから二週間、私の目と鼻の先で暮らすことになるなんて！■亡き両親が遺した農場を懸命に守るカレンダー家の三姉妹の前に、傲慢なヒーローが次々と現れて彼女たちを翻弄します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
2005年に発刊されたんだけど、多分この頃からキャロルさんはヒストリカルを手がけだしたんだと思う。前までのヒロインは割と自立してても筋が通ってたけど、近頃はヒストリかる特有の天真爛漫で、思ったことは考えなしに口にするタイプが多く、26歳にもなって姉からも姉妹でなければ扱いにくいと言われるなんて、ヒーローが我慢強いからいいものの、余程のドSでない限り、この女性と結婚しようと考える人はいないと思う。喧嘩も愛情と考えるあちゃらの人ならでわの終焉でした。終始ヒロインのギャンギャンにちょっとウンザリでした。2016/03/06
こえん
0
二人の掛け合いが○、職分と感情の間で揺れるヒーローがいいカンジ。2010/01/30
