寺子屋新書<br> 関西弁で愉しむ漢詩

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寺子屋新書
関西弁で愉しむ漢詩

  • 著者名:桃白歩実
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 子どもの未来社(2005/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784901330503
  • NDC分類:921

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内容説明

李白・陶淵明・白居易……あの詩人たちが関西人だったらこんなに楽しい!! 超絶的面白意訳でお届けする漢詩ワールド。収録された54編の原詩とその読み、逐語訳も併記しているので、比較するだけでも楽しい。詩と詩の間に散りばめられた著者のエッセイもおもしろい! 漢詩の作者についての「註」も充実。

目次

第1章 幸も不幸もタイミングやて
第2章 故郷のこと思い出すねん
第3章 お酒止めたら楽しいことあれへん
第4章 仕事辞めるんも悪ないで
第5章 こんな風景を覚えておいてや
第6章 アンタのせいで息も出来へん
第7章 迷子みたいに心細いねん
第8章 人生ナンボのもんじゃ
第9章 今日でお別れやねんな
第10章 今を生きような

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安国寺@灯れ松明の火

9
妻が図書館で借りていたのを拝読。個人的には漢詩の魅力は書き下し文の格調高さにあると思うのですが、その格調高さゆえのギャップがネタにされがちな点も見逃せません。本書の場合、関西弁が前面に出ているもののそれはあくまでデコレーションで、醍醐味はざっくばらんな意訳にある気がします。「樽前に話ること莫かれ 明朝の事」=「明日は明日や/酒の前でウダウダ言いな」とか、酒が絡む作品は断然輝きと鮮度が違います。格調高く歌い上げていても、根源にあるものは現代人とあまり変わりないのかもしれません。2011/01/18

tsuneki526

8
図書館本 昔ながらの訳や読み下し文の方が格調高く好きなのだけれど、関西弁で読むと漢詩もまた味わいが変わる。李白、ほんまに酒飲みのおっちゃんやな、とか思う一方、関西弁では今一つやなと思う詩もあり。さらに若いときにはそれほど感じなかったそれぞれの作者の経歴が興味深い。いずこも宮仕えはツラくて思う様にならないものだと自分の身に重ね合わせて思ってしまうのだ。2022/01/31

なつき

7
関西弁のあけっぴろげなところが良い感じに漢詩をデフォルメしてます。子どもへの愚痴とか一人酒寂しいとか仕事嫌やあとか、孤高の文学者が途端に居酒屋のおっちゃん風味に。昔習ったあの名詞も作者も、まあるく包まれて楽しめました。ただどんなに意訳してもあまり恋愛向きではないですね漢詩は。漢詩は文学ではあるけれど文系より理系なのかも。2014/02/13

そう

2
その名の通り、漢詩が関西弁に訳されています。読んでいて強く思ったのは、お酒の好きな人は、漢詩の言わんとするところをとても良くわかるんじゃないかな、ということ。漢詩の詩人、みんなお酒が好きすぎる。個人的には、桃の出てくる詩が薄紅でキレイでお気に入りです。2009/07/03

かっぱえびせん袋のおじさん

1
さらりと読めた。漢詩が楽しい授業だったことも思い出した2011/12/22

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