最後の御大将 平重衡 - 義経が最も恐れた男

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最後の御大将 平重衡 - 義経が最も恐れた男

  • 著者名:中津文彦
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2015/01発売)
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  • ISBN:9784569663203

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内容説明

強大な権勢をふるいながら、やがて急坂を転落するように滅んでいく平家一門。平清盛というカリスマの死がそれに拍車をかけたが、清盛以下が必ずしも無能な「凡将」ぞろいだったわけではない。知勇兼備の逸材も確かにいたのであり、その一人が本作の主人公、清盛五男・平重衡である。平家全盛の時代には、父・清盛の独裁的な政治手法に疑問をいだき、清盛没後は棟梁となった兄・宗盛の器量の狭さに悩みながら、自らはつねに最前線で戦い続けたのが重衡であった。挙兵した以仁王・源頼政を宇治で破ったのは、わずか25歳のとき。その4年後に一ノ谷の合戦で源義経に敗れて捕虜になるまで、滅びゆく一門の運命の奔流のなかで、堂々たる武者ぶりを示したのである。『平家物語』における重衡は、源氏に捕らわれてから斬首されるまでの仏法に帰依する姿が印象的だが、本作では正義感の強い、青年武将らしいさわやかな人間像が提示されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティーチピー

10
平家物語スピンオフとして読みました。平秀衡と平知盛の男前ぶりに、平家サイドの話も面白く読めた。 義経記との繋がりもいいですねー。ちょうどギケイキ2を読み終わったところだったので最後の部分はドンピシャでした。絶版でしたが探して読んだ甲斐がありました。2021/09/23

BIN

4
源平合戦を平家側から見た作品。平清盛の五男で知勇兼備を備えた人物である平重衡。何気に東大寺大仏を焼いた人物でもある。戦のところではちょっと不満があるが、重衡の戦略や恋愛模様は良いし、これだけの人物が倶利伽羅峠の戦い等に出陣しなかった理由も説得力が有る。源義経、頼朝や工藤祐経との対面や恋人との逢瀬そして正々堂々と死へと向かう姿は素晴らしい。最後の両恋人及び木工知時に宛てた文の内容が知りたい。源平ものとしては一読の価値あり。2013/03/15

hari

3
数年ぶりに再読。平清盛の末っ子の重衡の目を通して進んでいく平家の繁栄~衰退まで。度重なる戦、それぞれの立場ゆえの発言力の差、恋愛。しっかりしたストーリーになっているので歴史が苦手でも楽しく読めます。義経との戦いというと教経のエピソードが有名ですが、こちらもいい関係性だったのだなと気付かされました。読んでから関西を巡ると色々なものが残っているのが分かり、とてもワクワクしました。2012/02/17

kaolu

2
源平の争乱については断片的な話と人物相関がわかっている程度だけど、読みやすい文体で、時々古典も引用し解説も入るので理解しやすかった。重衡の人物像が魅力ある。登場時にいきなりシスコン属性発動してたのにはおどろいたw 都落ち以降の平家一門の心中を思うと胸が苦しくなり、重衡の最期も印象的でなんとも言えない気持ちになる。重衡には正妻もいて壇ノ浦の戦いで落ち延びてもいるのに、その存在が一切消えているのは疑問にも感じつつ、でもドラマ性に引き込まれて一気に読み終えました。だいぶ平家びいきに傾きつつある…。2018/03/25

たかっち

1
重衡のひらって出すのむずかしいよね。2010/01/25

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