内容説明
意地っ張りで童顔の芹沢由樹(せりざわよしき)は、10歳で親を亡くし、人気作家の六道辰巳(りくどうたつみ)に引き取られた。いつも着物姿で優しい六道は由樹をとても可愛がり、小さかった由樹も六道と一緒の布団で眠るのが大好きだった。六道と触れあっていると、由樹の嫌いな妖しいモノを見なくてすむから。やがて由樹は六道への叶わない想いを心に秘めるようになり・・・。ある夏の日、19歳の由樹は海辺で不思議な目に遭(あ)う。銀髪の少年が見ている前で、謎の触手(しょくしゅ)が由樹の衣服を剥(む)き何かを探すように身体を這(は)ってきて。そんな由樹を龍が助けたのだ。その日から由樹の身体は火照(ほて)りが止まらず・・・。 龍神(りゅうじん)が少年に抱いた古(いにしえ)の愛が、エロチックに滴(したた)る、ラブロマンス!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
33
由樹は両親が亡くなっていて身寄りが無い為に、辰巳に引き取られて暮らしている。二人の前世が絡んら現代ファンタジー。前世で一緒になれなかった二人が現世で巡りあったと思ったら、六道の龍の力を手に入れようとする鬼や蛇と襲い掛かってくる。過去の回想シーンがよかったので、もっとがっつり書いてほしかった。2020/02/06
あやた
3
歴史ファンタジー風味。過去編が萌えでした。もっとがっつり読みたかった。色々設定が削られちゃってるような物足りなさを感じる。触手も出てます2009/07/26
de sang-froid
2
人外BL。両親を失い作家・六道(右・29歳)と同居している由樹(左・19歳)は、女性が蛇に襲われている現場に居合わせる。最初は触手?とか鬼、蛇、龍が出てきて過去のお話でようやく展開。壮絶な死と別れに総毛立つ、ここで挿絵無いのか~。ラストはメイド服に逃げずに竜神がゆきを失ってからの数百年をチラッとでも書いて欲しかったなぁ。2013/01/08
風祭
1
面白かった。最後の感動シーンは、結局そっち系に流されて残念だった。過去の回想は他よりやけに真面目な文章だったなあ2015/03/18
たけとり
1
触手ものとあったので図書館で借りてきたのだけれど、触手はおまけで前世もの和風ファンタジーでした。しかしコレを区の図書館に入れたの誰だよw2012/10/05