逆説のニッポン歴史観

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逆説のニッポン歴史観

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2016/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094023053

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内容説明

「戦後民主主義」のまやかしを暴き出す!

「戦前は軍事が主流で外交は付録であった。戦後は外交中心で、軍事は付け足しになっている。これはどちらも誤りである。いろいろな要素をバランスよく組み合わせて、価値を守っていくというのが、本当の意味での大人の社会である」(著者あとがきより)事実の正確な検証なくして、ある見方、考え方のみを無批判に受け入れてきたのが戦後過程ではなかったのか。結局“拉致犯罪国家”を放置してきたのは、いったい誰だったのか、を明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

30
今までの逆説の日本史シリーズとは趣が変わって、現代の日本社会に対する批判と提案がちりばめられている。小泉政権の行政改革につながっていく動きに1990年代後半の時点で賛成だったのは残念だが、それ以外の意見に関して大方賛同できた。朝日新聞社に対する批判が論証がしっかりしていて熱い。でも当時はそこまでクローズアップもされていなかった感じがする。2018/07/01

ゆきこ

19
雑誌「SAPIO」の連載をまとめた一冊。戦後の日本において日本人の歴史観や世論を形成してきたマスコミや教育等の様々な問題点を井沢さんがビシバシ切りまくっています。10年以上前に書かれた文章ですが、現在の日本にいまだに当てはまっていることばかりで、とても勉強になりました。最近特にひどい新聞・テレビの偏向報道や、「平和」「平等」を叫ぶばかりの人々に対するモヤモヤした疑問がだいぶ晴れました。これからの日本を考えるうえで、多くの人に読んでもらいたい本です。2017/08/19

MIKETOM

10
副題は『日本をダメにした「戦後民主主義」の正体』。全四章に別れていて『朝日新聞の罪』『進歩的文化人という「ウイルス」』『歪んだメディア』『日本社会はどこへ行く』。三章までは朝日に代表される日本のマスコミの異常性について書いている。イデオロギーとして共産主義を信望し中国や北朝鮮を礼賛しまくり返す刀で自衛隊や日本の再武装などを声を極めて罵るというやり口の紹介。まあ、この辺はもう既に賢明なる国民に知れ渡ってることなんだけど、それもこういう本を通して地道に啓蒙してくれた著者のような人たちがいればこそってことだね。2019/07/22

🐾ドライ🐾

8
作者は「朝日が嫌い」より「誤った報道をしても反省がなく、次に生かすこともない」メディアが嫌いなのだろう。ネットの発達した今でも実情が見えにくい北朝鮮が「地上の楽園」だと勘違いされた時代があったなんて。 今の日本は政府や政治家への不満が自由に言える。政治に興味がなくても明日はくるし、よほどのことがない限り昨日と同じように生活ができる。ただ不満を言うなら相手の発信する情報を知っておくべきで、それが政治に興味を持つということなのかと。そのためにメディアリテラシーを養う必要がある。2022/02/21

Machida Hiroshi

7
本書は、僕にとって、何となく知っていたけど、ちゃんとは知らなかった情報が満載でした。「朝日新聞」はイデオロギーのために虚報をも厭わないというのは酷いです。新聞社にしても文化人にしても過ちや嘘を決して謝罪しないところが凄いです。僕が個人的に一番驚いたのは、地方新聞が、共同通信社の記事だけでなく、社説まで共同通信の見解を垂れ流しで使っているということです。本書は、著者が15年以上前に書いたコンテンツの集合ですが、いまだに何一つ解決していないところが、ある意味凄すぎです。本当に日本はどうなるのでしょうか。2016/05/17

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