内容説明
英国の楽しい古風なクリスマス。そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。外国の王子がある女に由緒あるルビーを奪われたので、それを見つけてほしいというのだ。女が潜む屋敷へと赴いたポアロは探偵活動を開始する。表題作ほか短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
83
クリスマスということで読んでみました。表題作を含む6編の短編集。5編ポアロで1編がミス・マープルと二人の活躍を読める贅沢な一冊だった。さすがに短編の名手と言われているだけあってどれも面白かったが、イギリスの古風で楽しいクリスマスを背景に、外国の王子が奪われたルビーを探すクリスマス・プティングの冒険とパーティーに欠席の人が、なぜかパーティーの部屋にあったスペイン伝来の櫃の中で死んでいたスペイン櫃の秘密が特に良かった。2019/12/24
aoringo
75
ポアロが5編、ミスマープルが1編の中短編集。どれも粒ぞろいで面白かった。クリスマスのごちそうや、イギリスの食文化を知ることができてためになりました。個人的には大好きなミスマープルの推理が冴える「グリーンショウ氏の阿房宮」が推し。「火曜クラブ」以来??甥のレイモンドも登場。解説はこれまたファンの漫画家の川原泉さんで嬉しかったです。2019/12/04
みうか
68
ポアロ5編とミス・マープルの短編集。ミス・マープルはお初。表題のクリスマスプディングの冒険がやっぱり一番面白かったな〜。古き良き英国のホリデーシーズンって読んでいてワクワクしてしまう。悪名高い?(笑)イギリス料理も普通に美味しそうだし、ポアロにイタズラする子供たちも微笑ましいし、問題の盗まれたルビーの行方に関しても小粋にまとめられていて楽しい時間を過ごせました。他作品も限られたページ数の中できっちり落ちがあってさすがアガサ・クリスティだなぁと唸りました。2019/12/22
涼
62
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/10/post-c2c987.html2020/10/22
yu
57
Kindleにて読了。ポアロとマープルさんの短編集。表題作が面白かったかな。クリスマス・プディングなんて、初めて聞いたけど、私だけ?2018/12/02
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