内容説明
三週間前、大好きな父親を病気で失ったニコルは、遺灰を故郷にまいてほしいという遺言を胸に、はるばるイギリスのとある村にやってきた。生前父は過去を語ろうとはせず、死ぬまで帰郷しなかった。なぜ故郷を捨てねばならなかったのだろう。そんな疑問が渦巻く中、ニコルはブレイクと名乗る男性に出会った。心優しい男性で、ここクランフォードの領主だという。先祖代々この地に住むブレイクなら父について何か知っているのでは?彼の笑顔に背中を押され、ニコルは父の話を切り出す決意をした。数秒後、死ぬほど後悔することになるとも知らずに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
9
死の床についているヒーロー母からの仰天告白。でも残していく息子のためじゃなくて自己満足としか思えないので冒頭から思わず眉をひそめてしまう。嘘をつくことで他人を傷つけることもおかまいなし。その嘘に振り回されるヒーローとヒロインがお気の毒。ヒーローの息子の天真爛漫さ、ぷっと吹き出してしまう言葉の数々が重苦しさを和らげてくれるのが救い。藍まりとさんのコミックはヒーロー、ヒロインの誠実さを前面に出していてさすがの出来栄え。そしてお子たちの可愛さが全開!珍しく小説を読む前にコミックを読んでいてよかったと思った。2015/05/09
アン
5
本当に嘘によって誤解が生まれ、関係も悪くなると言う・・・。 嘘に翻弄されたヒーローとヒロインでした。 登場人物もあまり魅力を感じる人もいなかったかな^^; と言うか、ヒーローの母は酷いかも。 ハッピーエンドだから良いけど、ちょっとハズレでした。 2015/04/16
こえん
1
ヒロイン父の行動と遺言に疑問が…。それにヒーロー母、自分勝手にも程がある。H/H以外のところで好きになれなかったお話。2009/10/13
くまここあ
0
★★2012/12/13