内容説明
本書は、東京三鷹市の吉岡クリニックで実施されている、アルツハイマー病患者を対象としたアートセラピーで生まれた作品の中から、200点あまりを画集としてまとめたものです。「ボケ老人」といえば、社会的にも家庭内でも、頭痛の種、困った存在と見なされていますが、実はそのように扱われて一番傷つくのが本人です。「アートセラピー」は、子供だましのような「お絵かき」ではなく、こころをゆったりと解放する絵画療法で、「常人」にはマネのできない見事な作品が生み出されてきます。生き甲斐を回復し、その結果として病気の進行を食い止めることを目指した画期的なアートセラピーの現場に、皆様をご招待いたします。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
作品集(正月 春 夏 秋 冬 立体)
アートセラピーのカリキュラムとめざすもの(アートセラピー指導上の工夫―ざくろ、筍の新聞工作、さざえ、京人参のネガポジ画 クロッキー―10か月間の成長の足跡 カリキュラム解説 作品制作者のプロフィール ファミリーカウンセラーの視点から アートセラピー事始め 感性のトレーニングに期待する アート塾太郎作品集 座談会)