内容説明
2004年10月30日に映画公開された『いま、会いにゆきます』を、竹内結子演じる主人公の恋人・澪の視点で描いたもうひとつの感泣ストーリー。紙の本と同時発売!最初は夢だと思った。 いつも隣にいた大好きなあなたと結婚し、ふたりの間には佑司というかわいい男の子が生まれた。二十九歳のわたしは、あなたと佑司とともに幸せな時を過ごしていた。 穏やかで優しい日々を送っていた澪が、やがて知ってしまう哀しい運命--。それでも、絶対に変わらない思いがあり、絶対に失いたくない人がいる。ずっと一緒にいられないと分かっていても、澪はためらわず愛する人のもとへ走っていった。 市川拓司のベストセラー『いま、会いにゆきます』の映画化脚本をもとに、みずみずしい感性で新人が書き下ろした、もう一つの愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
82
市川拓司さんの「いま、会いにゆきます」の中の澪からの最後の手紙になぞらえたストーリー展開。夢のような…はっきりしないものの中の出来事のようなさらっとした感じ。ただ、同級生としていつもそばにいた時の初恋の感覚は甘酸っぱい感じがした。「今、会い」は読んだけど感想を残していないので再読してみようと思います。映画も見たくなりました。2014/01/03
とし
51
「いま、会いにゆきます」是非読んでみたいと思います。2016/09/09
takaC
48
30分で読める本だった。質もそれ相応。「市川拓司の小説『いま、会いにゆきます』を原作とする映画「いま、会いにゆきます」の脚本を原案として、著者が書き下ろした作品です。」と本書プロフィールに書いてあったが、小説とも映画とも違う物語だということなのか?市川小説は何年も積んだまま未読だし、映画も見ていないのだが。2013/05/05
名古屋ケムンパス
35
映画を観賞し、TVドラマを視聴して、市川氏の原作も遥か昔に読了した記憶です。でもこの作品を読みながらはっきりと思い出すのは"orange range"の主題歌「花」でした。繰り返されるフレーズの中で恥ずかしながら、澪を喪いたくないと冒頭から強く願うのは愛息の「祐司くん」や愛しい夫の「巧くん」よりも読者の私でした。2016/12/01
まいっ♪
20
「いま、会いにゆきます」を読んだ後にすぐ読んだのですが、こちらの澪の物語もとっても良いです。まあ著者の若月かおりさんも新人ですからちょっと内容がところどころ浅かったりしていましたが。。それでもすごく感動しました。 そして最後にかかる場面にある澪の言葉にグッときました。市川さんも若月さんも感動をありがとう!2010/07/21