源平合戦・あの人の「その後」 - 伝説・伝承にみる「それから」の人間模様

著者名：日本博学倶楽部

PHP研究所（2013/04発売）

• ISBN：9784569662633
• NDC分類：210.39

内容説明

死んだはずのあの人が、実は生きていた？――平安末期、中央の実権を握り、「おごれる者」と称されるほどに栄華を極めた平氏！ 一度は平家に破れるも、生き残った者を中心に、密かに打倒平家に燃える源氏！ 貴族の時代に終わりを告げる武家同士の激しい争乱のなか、義経、頼朝、弁慶、清盛をはじめとして、多くの個性的人物が登場し、時代を彩った。そして面白いことに、この時代には伝説的ともいえる数多くのドラマが存在し、現在でも語り継がれている。義経の八艘飛び、鵯越えなどはその代表的なものだろう。しかし本書ではあえて、「その後どうなった？」に注目！ 有名な「義経はチンギス・ハーンになった？」や「弁慶は生き延びた？」などに始まり、数奇な運命にみまわれた人、武士の誇りを最後まで貫いた人、合戦に引き裂かれた悲しい恋心など、誰もが知っている有名人から脇役までの「それから」を徹底紹介。教科書に載っていない雑学が満載の本。

目次

序章　５分でわかる！！源平合戦
第１章　英雄は生きていた！？あの人の伝説
第２章　武士なら潔く！？あの人の壮絶な死に際
第３章　出自に翻弄された！あの人の数奇な運命
第４章　武士の誇りを捨てなかった！あの人の生き方
第５章　おごれる人も久しからず…あの人の悲しい晩年
第６章　合戦に引き裂かれた！？あの人の熱い恋心
第７章　新たな活躍！？あの人の意外な余生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[9]

大体聞いたことがあるような話が多かったけど、知らない話もあって楽しかった。こういう本はこの時代好きには良いですね。

2012/02/14

[maito/まいと]

この手の知識本は本当に止められない（爆）義経や頼朝など源氏の逸話は知っているものが多かったけれど、平家側の逸話は知らないものが多くて、ついつい入り込むように読んでしまった。栄枯必衰とはよく言ったもので、勝者であった源氏でさえ最後は内輪での権力争いで衰退していくという悲しさは、権力とは何か、目指すモノは何かということを、時を越えて問いかけてくる。

2011/01/13