文春新書<br> 熟年恋愛講座 - 高齢社会の性を考える

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文春新書
熟年恋愛講座 - 高齢社会の性を考える

  • 著者名:小林照幸
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166603992
  • NDC分類:367.9

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内容説明

年をとったら自分の性欲も枯れる、そう信じていませんか? 老人の性や恋愛はいまだに「年甲斐もなく」とタブー視されるのが現状。でも、老人ホームの赤裸々な恋愛実態、<40歳未満お断り>の性風俗店の大盛況、風俗嬢たちの証言、雑誌記事に寄せられる真摯な返信用切手つきの手紙、恋をしている老人たちへのインタビューなど、この本を読むと、性欲は枯れない!と分かります。『熟年性革命報告』の著者による、性とは生きることと実感できる一冊。

目次

第1章 人生最後の恋が語るもの(“無修正”も今は昔;エロ本の基準値も変わった ほか)
第2章 シニアビジネスとしての性風俗店(溢れる性風俗情報;十代の性実態へのある誤解 ほか)
第3章 介護保険が「最後の恋」を引き裂く?(家族介護の背景にあるもの;どうなる?介護保険の見直し ほか)
第4章 アンチエイジングへの模索(エイジングとは;アンチエイジングの考え方 ほか)
第5章 美しく老いる―ある女性の生と性(八十一歳の女性からの手紙;性に対する真剣な悩み ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

19
それなりに前の本なので福祉に関する記述など全体的に前時代的で、時代の進みを感じた(幼稚園児並の感想)2021/01/09

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

11
老人の性のルポ。1章は長いエッセイ風。2章は熟年向け風俗。3章は介護保険と老人ホームの色恋沙汰。4章はアンチエイジング。5章はある老女の人生と性遍歴。何と無く散らかった感じ。まあ勉強になるが。老人の性か。若い頃から助平な人は、きっと歳を取っても助平だ。若い頃に大好きだったものが一生好みである様に。きっと本当はただそれだけの事なのだろう。赤裸々を恐れてはいかんですね。2012/10/03

mari

6
さっき「老衰によって枯れて亡くなることが一番穏やかな死だ」という本を読んでたのに、次に読んだ本がこれ!「年をとったら枯れると信じていないだろうか」ときたもんだ。う~ん・・・生きがいという意味ではいいのかもしれないですが、繁殖が終わったら人間ももうええんちゃうの?枯れていけば、と思うのは先ほどの本の影響ですかね(笑)2012/11/15

Hiroki Nishizumi

3
考えさせられた。自分も若い頃は加齢と共に性欲は消えて無くなると思っていた。それが、認識が甘かったことだと気付く年齢を迎えつつある。クオリティオブライフはクオリティオブラブか、人間ってややこしいね。2018/10/17

hiroshi0083

2
講座というよりも、高齢者の性に関する種々雑多な話題が、章ごとに書かれている本。それぞれの章にまとまりは無く、内容の質や面白さも玉石混淆。 その中でひときわ輝いているのは、第5章の藤しづゑさんの人生だ。生と性に関する理不尽な出来事と、それに負けまいとする熱い生き方。そして、静かに熱く燃え上がる老いてからの恋。匿名による記述ではあるが、そこに藤さんの真実の人生があるからだろう。その一方、特に第1章に垣間見える著者の主張にはもやもやした違和感を覚えた。2014/07/23

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