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内容説明
度重なる挫折にもめげず、人一倍の情熱と強い信念を持って京セラを世界的企業に育てた硬骨の経営者、稲盛和夫の自伝。「経営は利他の心で」「心を高める経営」という独特な哲学、そして忘れがたき数々のエピソードを熱く語る。
目次
挫折越え夢追う
三時間泣き
ガキ大将の目覚め
弱気の虫が不運呼ぶ
焼け跡行商
罪滅ぼしの友情
おんぼろ会社
転職かなわず
対立、決断
血判の誓い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
30
挫折まみれの青春時代、同期がみな辞めていく程のブラック企業。そんな中心を入れ替えて懸命に仕事に取り組んだところ全てがうまくいきはじめ、京セラ、KDDIを立ち上げるまでになった伝説の企業家である稲盛さんの話です。著者の考えでは置かれた場所に関係なく目の前のことに懸命に取り組めば必ず道が拓けるです。熱意と誠実さがあればいつでも人は立ち上がれるのですね。何歳になってもその心は大切にしたいです。2016/05/16
Miyoshi Hirotaka
16
経営戦略は新しい分野。存在が判明したのは20世紀初め。60年代には儲かる市場で有利な位置取りをする考え方が主流。70年代になると日本企業が不利な位置からでも強みを生かして市場を制覇するようになった。稲盛和夫が率いる京セラが創業し、急成長したのはちょうどこの時代。技術や製品だけでなく経営の型にも次々に変革が求められた。その後、同社は本業のセラミックとは非関連の多角化に舵を切った。中には失敗したり、淘汰されたりした事業もあったが、変革の種はKDDIやJALで結実。経営のイノベーションの成果が大規模に伝播した。2021/06/05
Tadashi_N
15
技術だけではなく、出会いに恵まれることが、成功の理由。2016/02/12
よし
7
京セラ創始者の稲盛和夫の自叙伝。受験の失敗や大病など、むしろ逆境の連続とも言える生い立ち・・挫折ばかりの青春時代。ブラックリストまがいの会社を大企業まで発展させ、さらに、圧倒的不利の中、あのKDDIを成功させた氏。・・面白かった。痛快だった。薩摩の「チェスト」精神にあふれ、一方で、65歳で托鉢していく修業の日々、得度。まさに、「使命感(ミッション)、情熱(パッション)思想(フィロソフィ)」を体現した立志伝中の人だった。最近読んだ「東芝の悲劇」の歴代経営者の正反対。読後感は、とても清々しい限りだ。 2017/12/11
たろう
6
京セラの創業者で、後にKDDI設立した日本、昭和を代表する経営者。 とか書いておいて、JAL再建の際に会長に就任というニュースでつい最近名前を知った。これは知っておかないといけない人物だろうと思って、新書で購入。読んでよかった。自伝なので子供の頃から還暦を迎えた後まで知ることができる。自己啓発本を読むにしても、どんな人か知ってから読んで方が素直に読めそう。 成功した後の社会貢献や考え方は、そうありたいなと思った。2010/05/28