内容説明
突然、ロザリーのもとに大仕事が舞い込んだ。依頼主は先日のパーティで出会った人物、キングズリー・ウォード。有名な企業家で、誰をも惹きつける魅力の持ち主だ。彼は数ある積算士の中で、わざわざロザリーを指名した。パーティで親しくなったわけでもない……むしろ逆だというのに。仕事としては願ってもない話だが、ロザリーの心は沈んだ。キングズリーは、かつてロザリーが愛した人にどこか似ているのだ。かつて愛した人――思い出すだけで強烈な吐き気が体を襲う。とにかく、キングズリーとは距離を置かなくてはいけない。出会った瞬間から、本能が警鐘を鳴らしているのだから!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
6
⭐️⭐️⭐️最初は傲慢ヒーローだったのに中盤から人が変わったようにヒロインへの誘惑&優しい思いやりモード全開。ヒーローの我慢強さのおかげで過去に夫に傷つけられたヒロインが少しづつ心を開いていく。ヒーローが良かった。2015/04/05
me
1
若かりし頃に結婚した金持ちイケメン夫が実はDV男で不幸な結婚を経験したヒロイン。男性不振状態で誰ともデートせずに過ごしてきたけれど、ヒーローがゆっくり時間をかけてヒロインの頑なな心を溶かそうと頑張るお話。ヒロイン元夫がくずだった。イケメンヒーローを信じられないヒロインの気持ちもわかるけど、ヒロインの傷が深すぎて暗い印象のお話だった。ヒーローはいい人だったけど、もっと明るい話が好き。2019/07/22
月
0
★★★☆☆この著者らしい上品な作品。2013/03/24