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内容説明
稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇のわかれ――能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれてきたこの物語には、後日談ともいうべき伝説が日本各地にある。奥州藤原氏を頼って落ちのびながら、藤原泰衡に居館を急襲されて自刃した義経は、じつは北への逃避行に旅立っていたという。一方の静御前は、吉野山で捕らわれ、鎌倉で尋問を受けた後は、京へ向かったまま消息不明とされていた。しかし彼女にも、義経を追って旅に出たという伝説が各地に存在している。本書は、全国に残る伝説・伝承を検証しながら、二人のその後を大胆に推理した歴史読み物。著者は、数多くの静御前伝説が残る福島県郡山市在住。近畿から北海道まで、義経を追った静御前は、再びめぐり逢うことができたのか。日本史を代表する美男美女の悲恋物語には、いかなるエピローグが描かれるのか。歴史ロマンを堪能できる一冊、増補。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともとも
20
史料を検証しつつも、伝承や史蹟などで義経、静伝説を 読み説いていく。 本当か?否か?想像の翼のはらたかせ過ぎ?ということ以前に、 歴史や義経、静の人生生き様、純で人間的な弱さ、世の中とのすれ違い感もあって 史料だけでなく、伝承や史蹟などに目を向けて見る、そんな 歴史の検証のし方もあって良いのかなぁ~としみじみ思わされてしまいました。 義経、静の魅力、そして源平、鎌倉時代の面白さを感じさせる、1冊でした。 2016/06/19
色々甚平
5
日本全国に残る静御前伝説や源義経の話をまとめて考察した本。史実的というより研究的な視点よりも当然の行動パターンを考えて考察していく。源義経が北海道まで逃げ延びていた話や、静御前がどこで命を絶ったかなどの話も興味深いが、東北地域が「田舎」というイメージを持たれがちだが実は海外貿易が盛んだったという話やアイヌの話の方が話題として身近で興味を持てた。静御前の章の時、妙に郡山にスポットを当ててると思ったら著者の出身地でした。やっぱり贔屓してるのかな?ひとつの視点としては面白かった。2014/12/11
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