内容説明
愛する男性の結婚式を演出すること――これほどつらい試練がほかにあるだろうか?■フィオーナは、引く手あまたのウエディングコーディネーター。ある日、大富豪の未亡人キャスリンから仕事の依頼が舞いこんだ。コーディネートするのは、彼女の一人息子の結婚式。この仕事を成功させれば、名実ともに業界の第一人者になれる。ただ、一つだけ問題があった。キャスリンの一人息子とは、十年前フィオーナとつかのま結婚していた相手、フィリップなのだ。キャスリンは、フィオーナがかつての花嫁とは気づいていないらしい。そうとわかれば、依頼はキャンセルされるだろう。フィオーナは正体を隠してキャスリンの屋敷に出向いた。幸いにも、今や別人のごとく洗練されたフィオーナに、キャスリンは気づかない。ところが、そこへフィリップが……。十年前より魅力的になった彼は、母親が席をはずした隙に言った。「そんな芝居はやめるんだ」フィリップは気づいていた! やはりこの仕事は降りるしかないの?
感想・レビュー
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きき
2
ヒーローは違和感を感じなかったのかな婚約者に対して。ちょっと鈍いヒーローなのかもね〜ヒロインとの結婚がダメになった真相に気がつかないあたりを考えても。離れてる間にヒロインにも色々とロマンスがあったのが良かった。2016/05/08
ちゃろ
0
再読2013/09/16
こえん
0
ウエディングコーディネーターのヒロインと顧客の弁護士ヒーロー。10年前ヒロインの妊娠をきっかけに結婚し、流産してすぐに婚姻を解消したという過去のあるH/H…ヒーロー母がそうとは知らずヒロインを指名して再会することに。それにしても結婚してた当時の、ヒーロー両親のヒロインへの態度がイケてない。後から悔いて反省すればいいというものではないし、人を自分の思い通りに動かそうとしたヒーロー父が亡くなってたのが残念。それにしてもヒーロー婚約者にはビックリ~。2010/03/20