角川ホラー文庫<br> 人面町四丁目

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角川ホラー文庫
人面町四丁目

  • 著者名:北野勇作
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • 天高し!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~10/6)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043693023

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内容説明

大災害に被災し、行き場を失った男が遺体安置所で出会った不思議な女――。いっしょに来る? その言葉に導かれ、女の故郷人面町で、いつしかともに暮らし始めた男が出会うこの世のものとは思えぬ異形のものたち。そして、曖昧な記憶の糸をたぐりよせ、男がたどりついた、哀しくも酷いあの日の事実とは!? 日常のすぐそばで、ひたひたと迫る恐怖を描く逸品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

76
なんだろうなぁ。この夫婦の関係が、とってもなんだか良いんだよなぁ。そして視えてくる懐かしい景色も、ふわふわとしてしまう様な心地よい文章も、また堪らないんだなぁ。2020/11/29

HANA

70
人面町で暮らす夫婦の話。やってる事は魚を捕まえに行ったり、パンを買いに行ったりする日常を描いているのだけど、その日常がどこか歪んでいて、こういうの大好き。普通ホラーというと何気ない日常が何かに飲み込まれるというものも多いのだが、これは最初から日常と何かが入り混じっていて、それが奇妙だがどこか郷愁に満ちた空気感を醸し出している。読みながら森見登美彦や梨木香歩の「家守綺譚」を始めとする諸作品を思い出す事しばしば。ここではないどこかを描くのが幻想文学だとすれば、本書は紛れもなくその一冊でありました。お勧め。2020/08/05

はつばあば

61
どれもこれも読み散らかし。何だかねぇ・・うちの爺様みたいに夢をみてポケ~っとしているのを現実社会に引き戻すような・・。老後なんてホント、ホラーとも不思議ちゃんとも言える要素がたっぷり。そのうちに皆さんも味わえるかも(^^;2018/02/13

みんち

20
今年も年末が近づいてきた、という事で毎年恒例となってきた「年末ひとり北野勇作祭り」をまた開催する事に(笑) とりあえずは、一時期アマゾンで書籍版がとんでもなく高騰していた連作短篇『人面町四丁目』を読了。ちなみに、電子書籍版ならお手軽な価格で読めるので、興味を持たれた方は是非そちらをポチリと♪2018/12/15

TSUBASA

20
住んでいた町が消失した文筆家の私は妻に拾われ人面町四丁目に住むことに。妻と人面魚を採りに行ったり、原稿を書くために入った喫茶店で人を殺す巨大鶏に出会ったり、異常な日常を淡々と描く。グロさ多めだけど北野さんらしい作品。日常にするりと入り込んでいるグロさと表か裏かがわからないような世界観というのが実に薄気味悪い。そしていつもぼんやりとしてて、何者なのかもわからない私というのが不安感を誘う。『かめくん』に出てきたレプリカメにまた会えたのが少し嬉しい(ちょっとだけだったけど)。2015/12/27

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