小学館文庫<br> ニューギニア水平垂直航海記(小学館文庫)

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小学館文庫
ニューギニア水平垂直航海記(小学館文庫)

  • 著者名:峠恵子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094115918

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内容説明

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ヨットも登山もド素人の歌手が、「苦労」を求めてニューギニア探検に参加。太平洋をヨットで45日かけて到着、百戦錬磨の隊長のもと、秘境の大河を溯上、ロッククライミングで4700メートル級の山の絶壁新ルート開拓と、次々に「世界初」を成功させる。が、気がつけば密入国数回、詐欺被害は数十回、人間不信数知れず、精神安定剤多量服用に加えて数百万円の借金。新米オンナ探検家が洋上とジャングルで体験した1年間の痛快!奮闘日記。 解説/椎名誠

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たみ

6
ヨットで太平洋を渡りニューギニアを目指す。著者は出発の2001年時点で33歳の女性、本業は歌手で「隊員募集」の雑誌記事を見て探検に参加。順風な人生を送ってきて、このままではいけない、苦労を知らないから知りたい、と決断したというのだからアッパレ! 文は日付入りの日記形式。出来事や感じたことがスカッとあけっぴろげに記されており、肝っ玉という言葉がしばしば浮かんでくる。小さなヨットに男2人女1人、う~ん、すごい。隊長は藤原一孝氏、同行している大学生ユースケは、現探検家・ノンフィクションライターの角幡唯介氏。2014/06/21

すぎえ

5
一般人女性が唐突に自分探しの旅として、油壺から八丈島、小笠原、マリアナ諸島を経由してパプアニューギニアまでクルージングしてしまう。そして当地で未踏破の山を登頂しにいってしまう。尾籠な話が多いけどたしかに切実さを感じた。25度くらいの倒れこみをするヨットのなかでどうするか。4200mの崖をロッククライミング中はどうするか。切実である。また、現地のガイドや原住民、イミグレとのやり取りも早稲田大学探検部的なノリでハプニングだらけ。なかなか読みごたえありました。2010/01/29

きっしょう

4
現在「冒険歌手」というタイトルで復刊しているが、図書館で旧版を借りた。順風満帆な自分にこれでいいのか?と思っていた時に偶然見つけたニューギニア探検隊員募集に応募、参加してしまう行動力にも驚くが、破天荒としか言えない隊員たちに恐れ入る。更にケイコ隊員のあっけらかんとした文章でさらりと読み飛ばしてしまいそうだが、そこで語られる隊長やら大学生のユースケ隊員やら(角幡唯介氏じゃないか!)ましてや本人の行動力というか生命力というか、とても太刀打ちできるものではないが、元気をもらった気分。新版もいずれ読もう。2015/12/13

Masap

3
シンガーソングライターとは思えないぶっ飛んだ冒険伝記、これはまさしく武勇伝です。今は本業に戻られているようですが素晴らしい体験を20年前になさっていたのですね。感動しました。成毛さんありがとうございます。2021/07/29

ターさん

2
「これまでの私の人生は親がつけた名の通り『恵まれた子』が進む道だった」峠さんは、これが自分自身の最大の弱点だと思い込んでいた。そんな時、偶然見つけた雑誌の記事。そして、ニューギニアへ冒険の旅に出てしまう。誰しも悶々とした気持ちを持って生きている。抜けるような美しい声を持つシンガソングライター。何処にそんな行動力を秘めているのだろうか。そう言えば、ナレーションの語りは明瞭で芯があるように思える。何かを持っている人に違いない。それにしたって、人間はなんと“寝る”、“食べる”、“出す”を繰り返す動物なのだろう。2020/07/15

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