内容説明
キャサリンはフランスに情報を流す裏切り者を暴く計画に、おとりとして協力することになった。今まで数々の不幸に見舞われてきたのだもの、どんな恐ろしいことにも危険にも驚きはしない。しかし、行動をともにする男性が到着すると、キャサリンは目を見張った。ダニエル・ロス少佐!親友をもてあそび、死に追いやった張本人だ。ずっと恨んできた人の、妻の役を演じることになるなんて。だが彼の視線は、思いがけず優しくまっすぐだった。■1815年、ナポレオンが幽閉先から逃亡し、混迷を極める時代。それまでずっとバースの田舎でひっそりと暮らしてきたヒロインが大活躍を見せます。アシュリーのすぐれた筆致をお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろうさぎ
4
ひょんなことから、父の仇を討つことになったヒロイン。美しく、賢く、勇気のあるヒロインなのに、なぜそんな風に思い込んでいるのやら・・・。2011/04/19
harukakoko
2
ナポレオンの時代のイギリスを舞台。フランスに情報を流すスパイを暴く計画に参加することになった主人公キャサリンのじゃじゃ馬っぷりが楽しい。ダニエル少佐のライフル旅団の緑の軍服、かっこいいんでしょうね(笑)2013/05/24
びわ
2
楽しく読めた(^o^)ヒーローの行動にオイオイとツッコミたくなるとこはあったけど、基本的に誠実で頼りになる。ヒロインも癇癪おこすけど、我が儘ではないので嫌な感じはせず。2人の危険な?旅も楽しめました。エピローグは結婚式いれてほしかったなあ2013/04/27