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内容説明
劇画会の第一人者として一時代を築き、今なお熱いファンを持つ劇画家・平田弘史。43年前に発表された「座頭市の歌が聞こえる」と「座頭市海を渡る」は劇画家として注目され、貸本マンガ界から雑誌マンガ界に掲載され始めた頃の作品であり、1960年代後期に雑誌マンガ界で起こる「劇画ブーム」の先陣となる記念すべき作品の一つである。海外でも大評判! 劇画作家・平田弘史の傑作時代劇画「座頭市」が43年ぶりに蘇る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
45
スマホに替えたら、これが無料で読めた。有難い事である。平田弘史と言えば骨太な時代劇画で有名だが、これはそれらの暑苦しい感じと違い、多少力が抜けた感じの取っつき易い絵柄である。座頭市も勝新太郎そっくりに描いてある。よく考えたら、さほど知らない座頭市物語。この漫画で当時リアルタイムで受容されていたこのヒーローの存在感が理解出来た様な気がする。のらりくらりと正義を貫くこの姿勢が良い。社会的弱者が痛快なヒーローであるという事の成立が、人権意識が増した現代の方が難しい気がするのは何故だろう?と思ったりもする。2015/11/24
ぶんぶん
6
【再読】平田弘史の漫画を読みたくて、本棚を漁って見つけました。 懐かしいなぁ「朝日ソノラマ版」 はるか昔に出していたんだよなぁ・・・1967年遠い昔だよね(笑) やはり、平田版は味があるな、ちょっとコミカルな座頭市、子供版を意識して描いたんだろうな。 37年後に復刻された物を、更に13年後に読んでる、そりゃあ昔になる訳だぁ。 やっぱり、座頭市は勝新だよな、平田版もその辺は押さえてる。 平田と座頭市のコラボ、何とも言えない気分です。2017/02/24