内容説明
「人種差別の極致ともいえる南アフリカ共和国のアパルトヘイト―いったいこのような不合理な制度がいつまで続くのか。国際社会はそれに対して有効な手を打てないのか」本書は、外務省アフリカ第二課長としてこの問題に取り組んだ、著者天木直人の3年間の記録である。
目次
1 アパルトヘイトの矛盾(アフリカとの出会い;南アの人種隔離政策 ほか)
2 国際社会の対応(国連と英連邦;先進国サミットでの討議 ほか)
3 日本にとっての南ア問題(政府の基本的立場;日本の対南ア規制措置 ほか)
4 新たなアフリカ外交を求めて(政策対話の推進;南ア黒人を積極支援 ほか)
5 南部アフリカと南ア(周辺諸国の不安定化;共同開発の試み ほか)