内容説明
学んだ言語は100以上――。英語万能の世に背を向けて、気ままに言葉の一人旅。フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国語。うーん、物足りない。ポルトガル語、タイ語、フィンランド語にも取り組もう。いやいや、まだまだ。バスク語、ヘブライ語、ヒンディー語、スワヒリ語、アイヌ語、エスペラント……。文法で悪戦、発音で苦闘。でも、違った世界が見えてくる。これが楽しい、面白い。
目次
第1章 第二外国語から始まる
第2章 社会人に時間はないけれど
第3章 ひたすら奮闘の十年
第4章 不惑が転機に
第5章 楽しみは無限に広がる
第6章 わが実践的学習法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
125
非常に楽しく読めた。語学への興味を刺激してくれるし、豊富なエピソードが紹介されて、具体的な勉強の仕方が分かるようになる。これを読むと、苦痛なところが多い語学の勉強が楽しく感じられる点が素晴らしい。私は熱心に英語を勉強したので、どの言葉も時間をかけて、がむしゃらに勉強しないといけないと思い込んでいた。その思い込みを取り去ってもらったのが有難い。基本的な単語や挨拶を学ぶだけでも、新しい世界が自分の前に広がっていくのだ。細切れの時間を使った勉強法なども書かれていて、実際の語学の勉強に役立つ。2017/04/11
スプーン
25
題するなら「私の語学勉強記」。 少々見栄っ張りな著者ですが、外国語を学ぶ豊かさも良く体感してらっしゃる方です。 勉強法には疑問点もありますが、総じて良くまとまっています。 大した本では無いかもしれないけれど、語学を学ぶ人の為の敷石の一つにはなる本かと思います。 努力に拍手。 2017/04/15
Yuuki.
18
「最近英語以外の外国語の勉強をサボり過ぎてる」と自分にイライラしていたけど、仕事に関係無い言語はあくまで趣味なんだから、他の趣味と同じように時間がある時に気楽に学べば良いなんて当たり前の事をこの本に気付かされた。しかも、この本は少し古いので電車の中などで勉強するのにはウォークマンや小型の辞書を勧めているが、今はスマホの時代。もっと楽に勉強出来る環境にいるんだから、これが書かれた当時の筆者より恵まれている。これを読み終えたら急に気が楽になって、勉強に対するモチベーションも上がってきた!!2017/10/08
ヨータン
13
こういうマニアックさっていいなー。必要に迫られていない言語なら、気楽に自分の好きな方法で勉強してみた方が長続きするよなと思いました。いろいろな言語をちょこちょこかじってみたくなりました。2017/10/24
びっぐすとん
11
初読作家さん。プロを目指すわけではなく、興味のある言語を手当り次第、入門書を紐解いて勉強していくと言語間の関連が見えてきて勉強が捗るというのが大筋だが、問題なのは果たしてどれだけ身になるのか?という部分。言うなればデパ地下で味見をして歩く方法で、味を知るためには有効だと思うが、自分がその料理を作れるレベルになるかは甚だ疑問。著者の各言語の実際の能力と有用性が分からない。目的が違うと言えばそれまでだが、私なら100言語齧るより5ヵ国トラベル会話集を覚えるか、各語族から一つずつ勉強したい。言語道楽って感じ。2019/03/18