不東庵日常

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不東庵日常

  • 著者名:細川護熙【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 小学館(2014/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093875073

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内容説明

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

60歳を機に政界を引退した元首相の著者が、湯河原の自邸・不東庵に隠棲して読書と作陶の日々を綴った随想集。己を見つめ、たゆまぬ研鑽を積む姿を伝える、『週刊 やきものを楽しむ』に連載され好評を博した文章に、細川氏のこれまでの、そしてこれから生きていくうえで生活の核となる読書論を加えて1冊に。今や陶芸家としても知る人ぞ知る細川氏の、生き方への洞察とやきものへの熱い想いに満ちた文章は、人生の晩年をいかに充実させるかという示唆に富み、人生後半にさしかかった世代の方々に深い共感を呼ぶことだろう。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

第1章 晴耕雨陶(晴耕雨読の日々 轆轤の修業 茶陶と桃山人 ほか)
第2章 残生百冊(残生百冊―わたしの読書法 かかるも退くも、時の潮合い―信長を読む 命もいらず、名もいらず―『西郷南洲遺訓』と『言志四録』 月よみの光を待ちてかへりませ―良寛さんの人と詩 功成りて身退くは、天の道―『論語』と『老子』『荘子』 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nob

6
55年体制を壊して小選挙区比例代表並立制を通したことで有名な政治家の著書。数年前の都知事選に立候補したことも記憶に新しい。熊本藩主の家系に生まれ「晴耕雨読」を実践するために60歳で政界を引退した著者は陶芸に魅せられ、湯河原の不東庵で轆轤を回す日々を送っている。登場人物たちは細川氏を含めてどこか浮世離れし、見ている世界が違うと思うが、羨ましい生活を送っていると感じた。後半は細川氏が再度読みたい100冊の紹介。終始、細川氏の教養の深さを窺い知れる一冊。2017/07/28

のん

3
細川護煕の浮世離れした教養人としての感覚が伝わってきて、とても良い本です。永田町に染まらない浮世離れした清涼感が支持されたのかもしれませんが、浮世に馴染めずにすぐに総理大臣は辞めてしまいました。自民党の度重なる不祥事にうんざりしていた1993年のあの瞬間に、細川護煕のような人だからこそキャスティング・ボートを握ったのでしょう。時代が彼を求めた、まさに天命としか思えません。それをいち早く見抜いて細川首班で連立政権を作った小沢一郎はやはり凄いです。2025/05/30

拓陽(いっぽまえへ)

1
細川護熙さんの生き方は心の強さを感じる。総理をされている頃は、私も政治についてあまり詳しくなかったので、その良し悪しはわからないが、この方の思想は書籍を読むとわかってくる。それはさておき、細川氏の引退後の静かに流れる有意義な生活は憧れる部分が多い。書物を読むだけで心が落ち着いたり、学んだり、聡明になったりと感じるところが多い。読書の中だけでも俗を離れることができた。2021/10/09

オノ版図

1
恥ずかしながら刀剣ブームに乗っかりまして、細川家伝来の刀剣に興味を持ち、そこから持ち主である細川家代々の当主たちにまつわる本を手に取るようになりました。護煕さんをはじめとして、登場する皆さんが雅というか浮世離れしているというか。「無人島に何か一つ持って行けるなら何にする?」という問いに「論語」と答える方はじめて見ました。論語て。2015/12/10

lilysX

1
作者が幼少時にうけた古典教育が興味深かった2014/01/31

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