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内容説明
テレビなどでおなじみの著者が、脳生理学に基づいた、働く人のためのストレス対策を紹介。厳しい社会状況の中、ストレスへの対処法を身につけずに働き続けるのは、いばらの道を裸足で歩くようなもの。たとえ労働環境がいばらの道だとしても、障害物を上手に避けながら、丈夫な靴を履いていれば、快適に突き進むことができます。ストレスへの対策も同じこと。考え方や心の態勢を整えることで、頭を悩ませるようなものごとを、うまくかわしたりはねのけたり受け入れたりすることができるのです。本書ではまず、最新の研究でわかったストレス、うつと脳の働きについて、図解を多用して説明します。また、自己のストレス状況を客観的に把握するためのチェックテストも収録。自己診断をもとに活用できる、脳の健康法やトレーニング法、脳の働きを利用した仕事術など、すぐに実行できる具体的なノウハウを多数紹介しています。
目次
第1章 仕事とストレス(ストレスとは 仕事はどのようなストレスを生むか ほか)
第2章 仕事とうつ(ストレスはどのようにうつを引き起こすか うつを生むものの考え方 ほか)
第3章 自分でできる仕事のうつ・ストレス診断(ストレス診断ノート 心の健康診断)
第4章 一流ビジネス・パーソンのストレス・マネジメント(仕事に対する意識を改革する 個人の能力を高める習慣 ほか)
第5章 仕事の“脳力アップ”のための習慣(右脳と左脳の新しい鍛え方 無意識のうちに「脳力」を高める ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shbrym
2
やはり、運動によりストレスを軽減出来るのですね。 仕事でストレスを抱えて、衝動的になった時にこそ再読したい本。2013/04/16
KAKAPO
1
恐ろしいことが書いてあります。例えば、下記の部分です。 脳の委縮はストレスの際に分泌されるコルチゾルによることがわかったのです。私たちが何かを見る、あるいは聞くと、その情報は脳の視覚野や聴覚野で受理されます。さらにこの情報は海馬というところに送られ、記憶され、さらに扁桃という部分に送られ、ここで感情が生まれます。扁桃が興奮するとそこから視床下部に刺激が行き、CRHが出されます。これは、副腎皮質からコルチゾルを出させるホルモンです。ですから、不安、恐怖、怒りなどの感情では、コルチゾルが出るのです。2010/10/24