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内容説明
「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「論理的思考を封印する」――本書では、ゲーテの“ことば”をヒントにして、知的で豊かな生活を送るための具体的な技法を学ぶ。
目次
1 集中する(小さな対象だけを扱う 自分を限定する ほか)
2 吸収する(最高を知る 独創性などない ほか)
3 出合う(愛するものからだけ学ぶ 豊かなものとの距離 ほか)
4 持続させる(先立つものは金 儀式の効用 ほか)
5 燃焼する(現在というものに一切を賭ける 計り知れないものが面白い ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
143
多読の大切さ。今の自分が求める本を日々探し、求めた通りに深く共感するものもあれば、納得はするが共感できないものもある。しかし、色んな本にがむしゃらに出会うことにより、人格に幅が生まれる。本は死者との対話もできる。自分だけの師匠を探し出せば人生は豊かになる。思考を寝かせることもできる。時が来れば一気呵成に燃焼するのである。共感できない本も悪くはない。本は人が作ったもの。本にも人と同じ個性が詰まっている。世界には1億冊を越える本があり、全ての本も人も愛することはできないが、尊重は必要。本は思考の源泉である。2019/02/02
マエダ
76
若きウェルテルの悩みを読んだだけではゲーテの何が良いのかが分からなかったが勧められるとゲーテとの対話は是非読みたいと思う。2019/05/04
とも
56
面白い切り口で刺激になった。 ファウスト読んでからまた読んでみたい。2021/08/15
けやき
47
生きていく上で必要となるようなゲーテの言葉を拾って著者なりの解説を加えたもの。いくつか人生を生きる上でのヒントになりそうなものあり。2021/02/16
さゆゆ
44
ゲーテの名言を引用しながら、現代の我々がどういった行動をするべきか、提案してくれている本です。斎藤孝さんは、今の若い人に対する意見が辛らつですね。読書をしなくてもいいと思っている大学生がいることをなげいていましたが、そこまで悲しむことではないような気がします。私は本を読むのが好きですが、私のまわりには、本を読まなくてもしっかりしている人はたくさんいます。一度当たったものはしばらく続けるべき、という言葉は勉強になりました。2017/05/09