内容説明
関ヶ原退き口の敵中突破で知られる島津義弘。群雄割拠する九州の纏めに奔走し、朝鮮の役では、劣勢日本軍の殿として見事全軍撤退を成功させた猛将である。敵将・家康に本領を安堵させ、勇武を兼ね備えたこの薩摩隼人の、戦神と家臣に愛され続けた波乱の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
23
島津義弘(1535-1619)、薩摩の武将。さまざまな戦場で猛将として名を上げた人で、戦国末期の九州平定戦、秀吉の征伐軍との戦い、朝鮮出兵時の勇名、そして関ヶ原の敵中撤退戦などが有名な人。この人物にスポットを当ててその生涯を歴史小説として描き出したものなのだけど、やはり難しかったのでしょうな。兄・義久との葛藤をそれなりに解釈したのはいいけれど、配下の将兵との交わりを「慈悲」の心による「響き合う関係」と唱えて「440ヘルツのラの音」などと訳のわからない新解釈を持ち出したのには苦笑しました。2020/11/18
出世八五郎
2
Fan必読♪関連書の少ない島津関連書。他の関連書の読了者には不要かも知れません。詳しくない人には、九州征伐史が描かれ十分楽しめる内容。と言っても小説ですが・・・兄義久とのタッグを心理的に詳しく描いて欲しかったです。それと、以外に身内は脆かった・・・ ①祖父の紹介 ②内戦 ③伊東義祐戦 ④大友宗麟戦 ⑤竜造寺隆信戦 ⑥豊臣家来襲直前の高橋紹運戦 と章ごとに描かれ、朝鮮役,関が原へと進んでいきます。
wei xian tiang
2
川南町宗麟原供養塔の耳川の戦いが出てくる。川南町民必読。歴史小説としては、高望みかもしれないがもう少しリアリティが欲しい。2013/07/16
カズザク
2
凄い人なのに、世間ではあまり知られていない人‥そんな人が戦国時代にはたくさん居たんだろうなぁ。『響き合う関係』(=信頼関係)の大切さは、会社組織、スポーツのチーム等、現代にも言えること。知識、スキルも大切だけど、まずは気持ち!再認識させられた。2013/04/22
BIN
2
島津義弘の少年期から死ぬところまで。家臣との結びつきの強さ、響き合う関係をテーマに島津軍の強さが描かれている。一通り書かれているので島津義弘を知る分には十分と思う。「島津奔る」と違って義久のこともそんなに悪くは書かれていない。島津の守り神が狐であることは本書で初めて知りました。2012/03/08




